ローランドは、持ち運びに適したコンパクトサイズで、パソコン上での高音質な再生を実現するUSB DAコンバーター「Mobile UA」を発表した。発売時期は11月を予定。価格はオープン。
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USB DAコンバーター「Mobile UA」 |
同製品は、パソコン上でハイレゾリューション・オーディオを楽しむことができるDAコンバーター(デジタル→アナログ変換器)。電源はUSB接続で供給されるため、パソコンを用いて場所を問わずに高音質での音楽鑑賞や音楽制作を楽しむことが可能だ。同社の新開発技術によってパソコンのさまざまな音楽ファイルを"1bitオーディオ"に変換し、従来と比べて入力のにごりや曇りのない滑らかな再生を実現。また、独自技術「VS Streamingテクノロジー」によって、変換による音の遅れが極めて少ない安定した動作が可能になっているという。
さらに、音を高精度でデジタル化する方式のひとつで、主にレコーディングや音楽配信のフォーマットとして普及している「DSD」(ダイレクト・ストリーム・デジタル)データの再生に対応。同形式は一般的なPCMフォーマットよりも高い周波数(音楽CD=44.1kHzの64倍である2.8MHz、あるいは128倍の5.6MHz)でサンプリングされているが、同製品では「2.8MHz」のDSDデータを直接再生することが可能だ(5.6MHzのDSDについては、内部ダウンサンプリングにより2.8MHzのDSDとして再生する)。
そのほか、本体には158mW＋158mW(40Ω負荷時)の高出力ヘッドホン・アンプを搭載し、2系統のヘッドホン端子を装備。大音量で再生できるほか、本体を「ヘッドホン1系統＋ステレオAUX」に設定することで最大4系統の出力に対応するなど、ライブステージでの使用も想定されたスペックとなっている。なお、本体の外寸は、108.2mm(幅)×65mm(奥行)×16(高さ)、重さは130g。
