JR西日本は15日から、山口線での「SLやまぐち号」「DLやまぐち号」の運転を再開する。7月5日から運行開始したが、C57形蒸気機関車(C57-1)の不具合により、7月19日以降はディーゼル機関車(DD51)でレトロ客車(5両)をけん引する快速「やまぐち号」として運転していた。

「SLやまぐち号」(地福行)と「DLやまぐち号」(新山口行)の編成図

修繕中のC57形蒸気機関車の代替としてC56形蒸気機関車(C56-160)の使用が可能となったため、運転再開の運びに。「SLやまぐち号」は、C56形機関車・ディーゼル機関車(DD51)・レトロ客車5両の編成で、新山口駅から地福駅まで運転。復路(新山口行)は先頭からDD51形機関車・C56形機関車(逆向き)・レトロ客車5両の編成での運転となり、列車名も「DLやまぐち号」とする。

運転再開以降の運転日は、8月15~17日、22~24日、29~31日の計9日間。山口線全線復旧(地福~津和野間運転再開)となる8月23日以降、新山口~津和野間での運転となる。なお、修繕が運転再開日に間に合った場合はC57形機関車を使用し、8月23日以降はC57-1とC56-160による重連運転を行う。