2015年春に2部作で公開される映画『ソロモンの偽証』に、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子が出演することが4日、明らかになった。

上段左から佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世、黒木華、尾野真千子)

本作は、作家・宮部みゆきが構想15年、執筆に9年を費やした同名小説を原作に、日本アカデミー賞ほか、国内主要映画賞を30冠受賞した成島出監督をはじめ『八日目の蝉』チームが再集結した作品。クリスマスの朝、校舎から飛び降りた生徒の死をきっかけに、目撃者を名乗る匿名の告発状が新たな展開を呼ぶ。保身に走る教師たちに見切りをつけ、隠された真実を暴くために一人の少女が立ち上がる。映画は6月24日にクランクインし、8月中旬からの校内裁判のシーンを経て、9月にクランクアップを予定している。

今回発表されたのは、主人公・藤野涼子の周辺人物。涼子の父・剛を佐々木蔵之介、母・邦子を夏川結衣、担任・森内恵美子を黒木華、校長・津崎正男、大人になった涼子を尾野真千子が演じる。成島監督は「監督としてこれまでのキャリアで培ってきたすべてを注ぎ込まねば勝てない」という覚悟で挑み、配役には「日本映画界が誇るプロ中のプロであり、これ以上望むべくもない最強のキャスティングができたと自負しています」と胸を張る。

約1万人から選ばれた涼子役は後日発表される。矢島孝チーフプロデューサーは、「1年以上をかけて全国くまなく探し続け、約1万人の中から選び抜き、ようやく比類なきダイヤの原石に巡り会うことができました」と報告。「彼女を間もなく皆さまに披露できることが楽しみでなりません」と発表の時を心待ちにしている。