日立アプライアンスは6月25日、LED電球「一般電球形(E26口金)広配光タイプ」の新製品「LDA9D-G/60HC」(昼光色)と「LDA9L-G/60HC」(電球色)を発表した。発売は7月10日。価格はオープンで、推定市場価格は3,000円前後だ(税別)。

左が昼光色の「LDA9D-G/60HC」で、右が電球色の「LDA9L-G/60HC」

2製品とも、60W形の白熱電球とほぼ同サイズで1,000lm(ルーメン)の全光束を実現したLED電球。全光束1,000lmは、60W形の白熱電球の約1.2倍に相当する。LED電球の明るさをアップするために、使用するLEDモジュールの数を増やしていくと、発熱量も増加してしまう。今回発表された製品では、LEDモジュールを配置する光源基板を大型化することで熱を分散。さらに、光源基板とアルミボディの接触面を拡大して、効率的な放熱を行えるようにしている。

明るさと放熱性を両立させたことで、効率も向上。昼白色のLDA9D-G/60HCでは114.9lm/W、電球色のLDA9L-G/60HCでは107.5lm/Wの高効率を実現している。また、電球内に温度上昇を抑える保護回路を内蔵しており、密閉器具での使用にも対応している。

定格消費電力は、LDA9D-G/60HCが8.7Wで、LDA9L-G/60HCが9.3W。サイズは外径60×全長112mmで、質量は100gとなっている。定格寿命は40,000時間だ。