「ヨコハマ砂の彫刻展」を開催

日中韓砂の彫刻展事務局は7月19日~11月3日、神奈川県横浜市にて、東アジア文化都市2014横浜「ヨコハマ砂の彫刻展」を開催する。

約700トンの鳥取砂丘の砂が、巨大な彫刻に

同イベントは、横浜市の事業である「東アジア文化都市2014横浜」の一環として開催されるもの。日本、中国、韓国の世界遺産や歴史的建造物を、世界から集まる砂像(さぞう)彫刻家たちが彫り表す。最大で全長16m、高さ3mにもおよぶ砂の彫刻作品群が、横浜市中区本町6丁目(北仲通南地区)という、JR桜木町駅とみなとみらい線馬車道駅の間の敷地に出現する。

「砂の彫刻/砂像(さぞう)」は、砂を固めて積み上げピラミッド状の構造体を作り、その塊から彫り上げていくダイナミックな彫刻のこと。砂の締め固めに使うのは水だけとなる。今回の展示では、横浜市水道局の協力のもと、横浜の水と鳥取砂丘の砂が使用される。

今回の巨大な砂像作品制作のために、「鳥取砂丘 砂の美術館」の全面協力のもと、鳥取砂丘から約700トンにもおよぶ砂が運ばれる。これは緻密な砂像の制作過程において、きめの細かい鳥取砂丘の砂が適しているためという。さらに「砂の美術館」において、テーマ設定から作品制作まで監修を務めるプロ砂像彫刻家・茶圓勝彦氏が、同イベントでも芸術プロデューサーとして、作品制作の全指揮を執行する。

会場では、「ミニ鳥取砂丘」をイメージして、鳥取砂丘の砂を集めた砂場を設置。砂像づくりや砂像彫刻家と一緒に行う作品作りなど、さまざまなワークショップを実施する。通常時は、自由に砂遊びも楽しめる。

フードエリアでは、日中韓の各国の料理とビールやドリンクを販売する。さらに、夜には作品群をカラフルにライトアップ。作品に光の陰影が生まれ、昼間とは違った雰囲気の中で作品を鑑賞しながら、気の合った仲間や家族、恋人と過ごすことができるという。

開催日時は、夏期:7月19日~8月31日 11時~21時、秋期:9月1日~11月3日 10時~20時。会場は、神奈川県横浜市中区本町6丁目(横浜市 北仲通南地区)。入場料は、高校生以上・前売り1,000円(税込)/当日1,200円(税込)、中学生以下・前売り500円(税込)/当日600円(税込)、3歳以下は無料。