本田技研工業は26日、「スーパーカブ」の形状が特許庁から立体商標として登録されることが決定したと発表した。これは、二輪自動車としてはもとより、自動車業界としても乗り物自体の形状が立体商標登録されるのは日本で初めてであり、工業製品全般としても極めて珍しい事例だという。

スーパーカブの立体商標見本

スーパーカブは、1958年の生誕から50年以上の間、機能的な向上を図りつつも、一貫したデザインコンセプトを守り続けた結果として、デザインを見ただけで同社の商品であると認識されるようになったことが特許庁の審査で認められ、立体商標登録に至ったとのこと。

なお、スーパーカブの世界生産累計台数は、2014年3月時点で8,700万台以上に達し、現在まで160カ国以上で販売され、世界で最も多く生産された二輪自動車となっている。