映画『テルマエ・ロマエII』の完成披露イベントが26日、都内で行われ、キャストの阿部寛、上戸彩、竹内力、宍戸開、菅登未男、いか八朗と武内英樹監督が出席した。

映画『テルマエ・ロマエII』の完成披露イベントに出席した阿部寛(右)と上戸彩

本作は、ヤマザキマリの同名漫画を実写化した映画『テルマエ・ロマエ』(2012年公開)の続編。テルマエ(浴場)建設を命じられた浴場設計技師のルシウス(阿部)は、アイデアに悩み、再び現代の日本へタイムスリップする。"平たい顔族"の真実(上戸)らに再会したルシウスだったが、ローマ帝国分断の危機に巻き込まれ――というストーリーで、映画は4月26日から全国公開。

キャスト陣は、巨大な風呂が飾られた山車に乗って登場し、主演を務めた阿部は、「お風呂に入ってる気持ちで見ていただければ。スケールも大きくなってるので、楽しみにしてて」とアピールし、上戸は「前作を超えたと、自信を持って言えます。パワーアップしたルシウスは、みなさんの心をワシづかみにすると思う」とにっこり。写真撮影では、風呂桶を持ったルシウス像もお披露目され、上戸は「阿部さんの体にそっくり! まじまじと近くで見れて良かった」と目を輝かせていた。

また、本作には総勢17人の力士が出演しているが、この日は、今月20日に引退を表明したばかりの琴欧洲親方ほか、現役の豪風関と大喜鵬関も出席。「体がぶつかる音を実際に聞いてビックリした」と撮影を振り返った阿部は、琴欧洲親方に片手で持ち上げられたそうで、上戸は「阿部さんが『キャー!』って言ってた」と暴露。そんな上戸も、「みなさん本当に優しく笑顔に包まれた癒しの空間でした。迫力があってすっごく格好良かったです!」と力士たちとの共演を楽しんだ様子だった。

イベント後の舞台あいさつでは、ブルガリアロケの話題になり、上戸が「夜にみんなでご飯を食べに行って楽しかった」と振り返ると、阿部は「ブルガリアの人は、すごく優しくて綺麗な人がたくさん。美しい人が僕のファンだと言ってくれてオイシイ思いをした」とモテエピソードを披露。また、上戸が混浴シーンについて「楽しかったですね」と笑顔を向けると、阿部は「上戸さんの綺麗な背中を見せていただきました」と大絶賛していた。一方、「俺もブルガリアに行きたかったのに、千葉でした」とガッカリしていたブルガリア出身の琴欧洲親方。本作は、映画初挑戦となったが、「誘いがあれば飛んでいきます」と俳優業に意欲を見せていた。