ヤマハは3月13日、AVレシーバー「RX-V577」「RX-V477」を発表した。RX-V577は4月中旬発売で、RX-V477は4月上旬発売。希望小売価格は、RX-V577が66,000円で、RX-V477が55,000円(いずれも税別)。

「RX-V577」(上)と「RX-V477」(下)

RX-V577は7.1ch、RX-V477は5.1chのAVレシーバー。ともにネットワークに対応しており、音楽ファイルのストリーミング再生が可能だ。バーブラウン製192kHz/24bit D/Aコンバーターを搭載しており、192kHz/24bitまでのWAV/FLACファイル、96kHz/24bitまでのApple Losslessファイルなどのハイレゾ音源再生も可能だ。ギャップレス再生にも対応しており、曲間の途切れのない演奏が可能だ。vTunerブックマーク&オートプレイも利用できる。

RX-V577ではWi-Fi機能も搭載しており、新機能「Wireless Direct」も利用できる。Wireless Direct機能は、無線LAN環境がない場合に、AVレシーバーとスマートフォンなどをダイレクトにワイヤレス接続する機能。同時に2台までの端末を接続することが可能だ。

サラウンドプログラム数は34で、そのうちシネマDSPプログラムは17。シネマDSP<3Dモード>&VPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)も利用できる。2月25日に発表された「RX-V377」と同様に、フロントの左右、サラウンドの左右とセンター用スピーカーをすべて前面に配置した状態でサラウンド再生を行う「Virtual CINEMA FRONT」を搭載。「Virtual CINEMA DSP」以上の臨場感を実現する。

2モデルとも、AVアンプ専用アプリ「AV CONTROLLER」に対応しており、スマートフォンやタブレットからの操作が可能。AV CONTROLLERは新バージョンの4.00となっており、シネマDSPの音場効果を直感的にカスタマイズできる「DSP調整」機能が新たに搭載されている。

パワーアンプはディスクリート構成で、定格出力は115W/ch(1kHz/1ch駆動)。サブウーファーなしのシステムでも迫力ある低域再生が可能な「Extra Bass」も搭載している。

HDMI端子は入力×6/出力×1を装備。4K Ultra HDや3D映像、ARC、HDMIリンク機能を利用できる。HDMI以外の入力インタフェースはデジタル音声×3(光×1、同軸×2)、アナログ音声×4、USB×1、コンポーネント映像×2、コンポジット映像×4を装備する。

「RX-V577」の背面端子(上)と「RX-V477」の背面端子(下)

本体サイズは2モデルともW435×D315×H161mmで、質量はRX-V577が8.1kg、RX-V477が8kg。消費電力は、いずれも260Wとなっている。