ビー・エム・ダブリューはこのほど、新たなプレミアム・コンパクト・モデル「2シリーズ クーペ」を発売した。1966年に登場した「02シリーズ」の系譜を受け継ぐ同車は、スポーティで美しいデザインと、圧倒的な運動性能が特徴となる。

「2シリーズ クーペ」

「2シリーズ クーペ」は、これまでに世界で15万台以上を販売した「1シリーズ クーペ」の後継モデルで、6シリーズ、4シリーズに続く偶数のシリーズ名のモデルとなる。そのエクステリアは、1シリーズよりも高級感が格段にアップ。上級モデルと同様の流れるようなラインを採用した。フロントマスクは大型のエアインテークを設けて存在感を演出。リアコンビネーションランプは特徴的なL型デザインとなっている。

インテリアでは、サイドサポートの設けられたスポーツシートを標準で採用。センタコーンソールやインパネもきわめてスポーツ性の高いデザインを採用している。その一方で、リアシートは3分割で、背もたれを倒してトランクスルーとすることができるなど、実用性も高くなっている。

エンジンは2.0リットル直列4気筒DOHCターボと3.0リットル直列6気筒DOHCターボを搭載する。セグメント唯一のリア駆動であることはもちろん、1シリーズより大幅に前後トレッドを拡大し、前後重量配分も理想的な50対50を実現。これらの特徴により、優れたハンドリングでダイナミックな走りが楽しめる。3.0リットルエンジン搭載モデルには、6速マニュアルトランスミッション仕様も用意された。

価格は、2.0リットルエンジンと8ATを搭載する「220i クーペ Sport」が444万円、同じく2.0リットルエンジンと8ATの「220i クーペ M Sport」が468万円、3.0リットルエンジンを搭載する「M235i クーペ」は6MT仕様が584万円、8AT仕様が598万円となる。