日本電気(NEC)および日本産業パートナーズは30日、NECの子会社であるNECビッグローブに関して、NECが保有するNECビッグローブの全株式を、日本産業パートナーズへ譲渡することに同意したと発表。譲渡先は、日本産業パートナーズが管理・運営・情報提供等を行う日本産業第四号投資事業有限責任組合等が出資する特別目的会社となる。

今回の同意に基づき、NECは2014年3月末をめどに株式の譲渡を完了し、4月から新たな株主のもと事業運営が開始される予定。NECビッグローブは、日本産業パートナーズから資金面・経営面で支援を受けることで、さらなる事業成長を実現するとしている。また、NECがこれまで、NECビッグローブのノウハウやサービスを活用して事業運営してきた企業向けサービス・SI事業については、従来どおり継続/提供していくという。

NECがNECビッグローブの売却を検討という報道は、2013年10月ごろからなされてきた。NECビッグローブは2014年1月21日、「正式に決定している事実はありません」とコメントを出しているが、今回正式に発表されたかたちだ。