ソニーは28日、"テーブルトップPC"をうたい、スタンドの角度変更で液晶一体型PCのように利用したり、寝かせてテーブルPCのように利用できる21.5型液晶搭載デスクトップ「VAIO Tap 21」の2014年春モデルを発表した。価格はオープンで、店頭予想価格はCore i7搭載モデルが205,000円前後、Core i5搭載モデルが185,000円前後、Core i3搭載モデルが165,000円前後。3月8日発売で、直販CTOのオーナーメードモデルも同時に販売開始する。

"テーブルトップPC"をうたう「VAIO Tap 21」

"家族で囲むテーブルトップPC"というコンセプトはそのままに、2013年秋冬モデルから、OSをWindows 8.1にアップデートし、上位モデルの標準メモリ構成をシングルチャンネル→デュアルチャンネルへと強化。ほかソフトウェア面の強化として、付属ソフトウェアとしてAdobe Photoshop Elements 12とVAIO Inspiration Suiteをプリインストールしている。

スタンドを寝かせてテーブルPCのようにも利用できる

広い視野角の高画質液晶を備え、あらゆる方向から取り囲んで使うのにも適している

店頭モデルは3機種ラインナップし、共通の仕様として、ディスプレイは静電式マルチタッチ対応21.5型ワイド(1,920×1,080ドット)で、広色域の「トリルミナスディスプレイ for mobile」や超解像技術「X-Reality for mobile」技術に対応。OSはWindows 8.1 64bit版。ソフトウェアはMicrosoft Office Home and Business 2013、Adobe Photoshop Elements 12、VAIO Inspiration Suite、Imagination Studio VAIO Editionなど。

インタフェースはUSB 3.0×2(1ポートは電源オフ充電対応)、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0+HS、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、"Exmor R for PC"CMOSのWebカメラ(約92万画素)、内蔵マイク、マイク入力×1、ヘッドホン出力×1、メモリーカードスロット×1、NFC(前面に配置)など。本体サイズはW523.7×D174.2×H310.5mm(最小傾斜時)、W523.7×D321×H35.5mm (最大傾斜時)。重量は約3.9kg(バッテリ含む)。バッテリ駆動時間は約4時間。

Core i7搭載の店頭最上位モデル「SVT21229EJB」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4500U(1.80GHz)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、メモリが8GB(4GB×2)、ストレージが1TB ハイブリッドHDD。光学ドライブは搭載しないが、外付けのBDXL対応ブルーレイディスクドライブが付属する。

Core i5搭載の「SVT21228EJB」では、CPUがIntel Core i5-4200U(1.60GHz)、メモリが4GB(4GB×1)に。Core i3搭載の「SVT21227EJB」では、CPUがIntel Core i3-4005U(1.70GHz)、ストレージが1TB HDD、付属ドライブがDVDスーパーマルチに変更となる。

直販CTOのオーナーメードモデルでは、Intelの上位グラフィックス「Iris」内蔵のCore i7-4558Uや1.5TB容量のHDD、「Adobe Lightroom5」といった編集ソフトの搭載などが可能。直販時のCTO最小構成価格で123,800円から。