俳優の小栗旬とフリーアナウンサーの夏目三久が、3月8日に公開されるアニメーション映画『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』に、ゲスト声優として出演することが明らかになった。

『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』にゲスト声優として出演する小栗旬(左)とフリーアナウンサーの夏目三久

2011年のレギュラーアニメ放送と2012年3月3日公開『映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~』で「甘栗旬」(あまぐりしゅん)役としてカメオ出演を果たした小栗だが、『映画ドラえもん』シリーズへ出演は今回で2度目。本作では、犬の王国「バウワンコ王国」をのっとる悪大臣ダブランダーの側近で、剣の達人の悪役・サベールを演じる。

これまであまり悪役を演じたことがないという小栗は、自身の役どころについて「孤高の剣士というイメージです。たまたまダブランダーという悪い大臣の下についていますが、違う道を選んでいたら正義の剣士だったかもしれないですね」と説明。同じくゲスト声優として出演する夏目アナウンサーとお笑いコンビ・COWCOWについては「事前に見た映像では、COWCOWさんの声が入っていたので、お2人がすごく上手でプレッシャーを感じました。夏目さんの声はまだ聞けていないのですが、(スピアナ姫ということで)すごくきれいな声なんじゃないかと、楽しみにしております」と期待を寄せている。

小栗旬が演じるサベール

夏目三久が演じるスピアナ姫

そして、『映画ドラえもん』初挑戦で、本格的な声優デビューとなる夏目アナウンサーは、犬の王国「バウワンコ王国」の姫であり、ダブランダーによりとらわれの身になってしまうスピアナ姫役を務める。子供の頃は、映画が公開されるたびに家族全員で観に行っていたという夏目アナウンサーは「大変でした。予定を超えるほど時間がかかってしまったのですけれども、いい経験をさせていただきました」とアフレコを振り返っている。

毎回のゲスト声優に注目が集める『映画ドラえもん』シリーズだが、今回の二人の起用について川北チーフプロデューサーは、サベール役の小栗を「愛される悪役にしたいと考え、ぜひ小栗さんに演じていただきたいと思いました。ドラえもんを愛し、さらに『のび太の大魔境』の大ファンである小栗さん。小栗さんの演じるサベールは、必ず多くの子供達を魅了してくれると思います」、スピアナ姫役の夏目アナウンサーを「スピアナ姫は、今回の作品のヒロインです。美しく、芯のある凛とした姿が、夏目さんのイメージと重なり、出演を依頼させていただきました。優しさが加わり、夏目さんの魅力がつまった役どころになったと思います」と、それぞれの経緯を説明しながら、二人の演技に太鼓判を押している。

『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』は、原作者の藤子・F・不二雄の生誕80周年記念して制作された、1982年公開『のび太の大魔境』のリメイク作品。人間とは別に独自の進化を遂げ、科学が発達した犬の王国「バウワンコ」王国が舞台となり、世界制服を企む悪い大臣・ダブランダーから王国を取り戻すためにダブランダーに戦いを挑むドラえもんたちの壮大な冒険ストーリーが描かれる。

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