カードフレックスジャパン(以下CFJ)は14日、日本初という本格的な『BIN スポンサーシップ-プログラムマネージャーモデル』(以下当該ビジネスモデル)により、Visa プリペイドカード『Tay Two Card』を発行すると発表した。

当該ビジネスモデルの確立に当たっては、業務提携先であるCardFlex Inc.(以下CFI)より、グローバルスタンダードなプリペイドカードのプログラムのノウハウと、BINスポンサーシップ-プログラムマネージャーモデル構築の支援を受け、新生銀行のサポートのもと、同社子会社であるカード事業等を行っているアプラスをBINスポンサーとして、また、2013年11月にVisaと戦略的業務提携を交わしたVisa Certified Processerであるi2c Inc.(以下i2c)を、プリペイドカード決済処理を行うプロセッサーとして採用し、更に、i2cと専用回線によりシステムを構築し機動的なカード発行を可能とした共同印刷の協力により、その実現を図ったという。

このビジネスモデルは、グローバル規模でその市場が急成長している国際ブランド付きプリペイドカードの発行形態として、特に欧米で採用されているモデルであり、プリペイドカードの機能の多様性からカードの発行目的に応じた、きめ細かいプログラムを柔軟に実現することが出来る機能的なビジネスモデルとなっているという。CFJでは、当該ビジネスモデルとプリペイドカードマーケットの将来可能性について理解をしてもらった新生銀行の協力のもと、新生銀行グループ傘下であるアプラスにBINスポンサーを引き受けてもらい、また、その戦略としてアジアパシフィックにおいてプリペイドカードの発行に力を入れているVisa Worldwide Japanを国際カードネットワークとしたという。

「Tay Two Card」デザイン

Tay Two Cardは、世界中のVisa加盟店(ただし採用している決済システムの事情から一部の店舗においては利用することができない)において、予め利用者様がカードにチャージをした範囲でクレジットカードと同様に決済手段として利用することができるという。

Tay Two Cardは、テイツーが展開をする直営店舗において、入会金無料で入手することができる。カードの利用は、カード入手後、登録手続きとカードのアクティベート(有効化手続き)などを所定の会員ウェブサイトで行うことにより可能となり、カードへの資金のチャージは、テイツー店舗でのレジ及び銀行振込によって行うことができるとしている。

CFJにおいては、今後、資金決済法に基づく資金移動事業者登録手続きも進めて、新生銀行グループのサポートのもと、CFIの最先端のプリペイドカードプログラムと、i2cの世界トップクラスのプリペイドカードプロセッシングシステムであるMCP Systemを駆使して、より利便性の高いサービスを付加したプリペイドカードを日本において提供していく計画を立てているという。具体的なプログラムは、新生銀行の支援により、日本人の利用者、一般企業、公共事業団体などのニーズを汲み取りながら、グローバルスタンダードな機能を使って開発していくこととしている。