さて、発表会ではST170Eの製品紹介の前に、同社の吉崎代表取締役社長が「省スペースパソコンはエプソン」とのストレートなフレーズを掲げ、河合取締役がビジネス市場への取り組みなど戦略面での説明を行った。

左からエプソンダイレクト 代表取締役社長 吉崎宏典氏、取締役 河合保治氏、技術部 部長 溝口英敏氏、事業推進部 部長 栗林治夫氏

特定業務向けの省スペースPCを「第三の柱」に

現在、同社の販売チャネルはオンラインショップなどの「直販」と、エプソン販売を通じた「法人向け」に大別できる。販売構成比率はそれぞれ50%ずつで、まさにバランスよく二本柱となっている。そこに、今回発表したST170Eなどの省スペースPCを特定業務向けに展開することで、三本目の柱を立てようというのだ。

現在の販売チャネル別の構成比率

省スペースPCを「第三の柱」に

ここでいう「特定業務」として同社は、デジタルサイネージ、小売業や調剤薬局などにおけるPC-POS端末、学習塾のオンデマンド講義など教育分野、発券機や自動精算機などの組み込み端末としての用途を想定している。中でもとくに期待しているのは、デジタルサイネージとPC-POSであるという。

ここでPT170Eの設計を振り返ると、HDMI、DVI-D、D-sub端子による3画面同時出力はデジタルサイネージに、オプションで追加できるシリアルポートはPC-POSのために用意されていることがわかる。

同社事業推進部の栗林部長が明らかにしたST170Eの目標販売数量は年間50,000台。従来モデルの販売数量と比べた数値は、オフィスユースで130%、特定業務向けで200%、トータルで160%と高い成長率を見込んでいる。

特定業務における活用例

ST170Eの目標販売数量

「省スペースパソコンはエプソン」

カタログの表紙にはST170Eが原寸大で