7日に亡くなった俳優・すまけいさん(享年78歳)の訃報を受け、映画監督の山田洋次氏が9日、松竹を通じコメントを発表した。

すまけいさんの訃報を受け、コメントを発表した山田洋次監督

山田氏は、「すまけいさんを惜しむ 寛容で暖かくてユーモラスで、こんな大人がいてほしいと日本人なら誰もが思うような人間像を創り出してきた、実にたぐいまれな役者でした」とたたえ、「これからの日本でこそ大活躍してほしかったのに、悔しくてなりません」と悲痛な思いをつづった。

すまさんは、1963年に芸術劇場を退団後、新宿のジャズ喫茶などを拠点に活動しながら、1966年に「すまけいとその仲間たち」を結成。『ゴドーを待ちながら』『動物園物語』など舞台を手掛け「アングラの帝王」と呼ばれた。1972年に解散した後は演劇界を離れていたものの、1985年の「日本人のへそ」(こまつ座)で復帰。山田洋次監督作では、『シネマの天地』や『男はつらいよ』シリーズなどに出演した。