トヨタ自動車は10日、SUV「ランドクルーザープラド」をマイナーチェンジして発売した。今回のマイナーチェンジでは、外観の意匠変更や内装の質感向上、そして「TX"Lパッケージ"」(2.7L車)に5人乗りを追加設定している。価格は、5人乗りが318万円~362万円、7人乗りが333万円~490万円。

「ランドクルーザープラド TZ-G」(オプション装着車)。カラーは新色の「アティチュードブラックマイカ」

外観の変更では、大型フロントグリルを採用したほか、フロントバンパー、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ、リヤガーニッシュの意匠を変更。一部グレードでは、ロービームおよびクリアランスランプにLEDの採用も行っている。外板色は、新色の「アティチュードブラックマイカ」「ブロンズマイカメタリック」「ダークグリーンマイカ」「ダークブルーマイカ」の4色を追加して全10色を設定。

内装は、シート表皮(ファブリック)の材質や内装・シート色を変更し、フロントドアにスーパーUVカットガラス(撥水機能付)を採用。また、自車の体勢を表示する傾斜角モニターをはじめ、4輪のトラクションやデフロックの作動などオフロード走行支援を含めた様々な情報を表示する、大型カラーTFT液晶のマルチインフォメーションディスプレイも採用されている。

「ランドクルーザープラド TZ-G」(オプション装着車)。内装色は「フラクセン」

走行性能においては、サスペンションのチューニング変更によってオンロードでの走行安定性や乗り心地の向上を実現。さらに、走行環境に応じてスイッチ操作でトラクションやブレーキの制御を切り替えるマルチテレインセレクトの走行設定を5モード(従来型は4モード)とするなど、オフロードの走破性も高めたとしている。

「ランドクルーザープラド TX"Lパッケージ"」(5人乗り)。設定色は「ブラック」