愛知県犬山市の博物館明治村は、21日から始まる秋の催し 「秋の明治村」の企画として、日本最古級の京都市電(チンチン電車)との綱引き体験を実施する。対象は小学校4年生から中学校3年生まで。参加者全員で力を合わせて1本のロープを引き、電車を動かす。

博物館明治村で動態展示されている京都市電のチンチン電車

綱引きに使用される京都市電のチンチン電車は、日本初の市内電車で、明治村の車両は1910(明治43)年から翌年にかけて製造された大型車両。1967年から動態展示されている。

綱引き体験の実施日は、9月22日と10月19日の11時から11時30分まで。参加は無料だが、博物館明治村への電話予約が必要で、参加人数は1回30名程度。これに先立ち、9月10日14時から、地元の小学校の児童が先行特別体験として綱引きを行う予定(雨天などの場合は13日に延期)。

なお、博物館明治村では、9月14~16日までの3日間、「敬老の日特別イベント」を開催。65歳以上の来館者を入場無料(通常は1,200円)とするほか、同伴する家族の入村料金を100~200円割り引く(9月14日は小・中学生の入村も無料)。また、「敬老の日限定グルメ」として、長寿を祈る縁起物の健康食材(海老、ごぼう、昆布など)を用いた「長寿うどん」(780円)を、場内の「めん処 なごや庵」にて限定販売。65歳以上の来店者には、「シニア」にちなんで、428円で特別販売する。

「敬老の日特別イベント」のサービスを受ける際には、健康保険証・運転免許証などの年齢を証明できるものの提示が必要となる。