アウディ ジャパンは17日、プレミアムコンパクト5ドアモデルの新型「A3 Sportback」を全国の正規ディーラーで発売する。ホイールベースを60mm延長するなどボディを大型化しながら、車重は60kgの軽量化を達成した。

新型「A3 Sportback」のエクステリアは、従来型よりわずかに大きくなっており、ホイールベースは2,635mmで、60mm長くなった。ボディをサイズアップしながら、最新の超軽量技術により、車重は大幅に軽量化され、キャビンに熱間成形スチール素材を採用することで、キャビン単体で従来比37kgもの軽量化に成功している。軽量化対策はインテリアやエンジンにまで徹底され、車両トータルでは最大で60kgも軽量化された。1.4リットルTFSIエンジン搭載モデルの車両重量は、わずか1,320kgに抑えられている。

パワートレインは新たに開発された3種のTFSIエンジンを搭載。122PSと140PSの1.4リットルと、180PSの1.8リットルで、いずれもアイドリンストップや気筒休止システム・シリンダー オン デマンド(COD)などの低燃費技術を採用している。これにより、燃費性能は従来に比べて平均9%向上したという。

新開発のインフォテイメントシステム「Audi connect」も注目されている。専用モジュールによってインターネット接続を確立するシステムで、日本市場で販売される自動車としては初のWi-Fiを搭載。車載デバイスだけでなく、同乗者もネットサーフィンやEメールの送受信が可能となる。車載デバイスでは、ナビゲーションシステムにGoogle Earth画像やGoogleストリートビューの表示、ニュース、天気予報、駐車場検索などが可能となった

価格は、「A3 Sportback 1.4 TFSI」が308万円、「A3 Sportback 1.8 TFSI クワトロ」が393万円など。11月には、「S3 Sportback」の発売も予定されている。