アイ・オー・データ機器は21日、離れた場所の映像を確認できるネットワークカメラ「Qwatch」に、PoEに対応した電源不要モデル「TS-PTCAM」を追加した。8月末より発売し、価格は29,800円(税別)。

「TS-PTCAM」

背面

PoEインジェクタと組み合わせることで、LANケーブルから給電できるネットワークカメラ。電源工事の必要がなく、LANケーブルさえ届けば使用できるなど取り回しに優れる。

スマートフォンなどと接続し、ストリーミングやカメラの制御などを行う統合アプリ「LCAMView」を用意。登録できるカメラの台数は24台で、4台までのカメラの映像を1画面に表示可能。カメラの接続設定はQRコードを読み取って行うアプリ「QRコネクト+」を使用する。

355度のパン動作と120度のチルト動作、4倍ズームに対応するほか、暗視機能を搭載することで暗い室内でも映像を確認できる。最大3カ所の範囲内で動きを検知し、メールで通知する機能も装え、防犯用途にも役立つ。

カメラには100万画素CMOSセンサーを採用。対応解像度は1,280×720ドット(最大24fps)、640×480ドット、320×240ドット(ともに最大30fps)で、対応フォーマットは動画がH.264とMJPEG、静止画がBMPとJPG。最大64GBまでの容量に対応するSD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットを搭載。

インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN。本体サイズはW116.4×D108×H122.6mm、重量は約300g。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6~10,8、Android 2.3~2.4 / 3.2 / 4.0~4.1、iOS 4.3~6.1。

給電用のPoEインジェクタとのセットモデル「TS-PTCAM/POE」も用意。9月上旬より発売し、価格は39,800円(税別)。