企業規模別の雇用創出・消失状況

厚生労働省は8月8日、平成24年の雇用動向調査の結果について公表を行った。その中で、同年の雇用創出・消失の状況についても公開している。 

同省では、平成23年より雇用創出率、雇用消失率の試算を行っている。「雇用創出率」とは、前年末雇用者数に対する1年間で創出された雇用者数の割合のこと。また「雇用消失率」は、前年末雇用者数に対する1年間で消失した雇用者数の割合をいう。

平成24年の雇用創出率、雇用消失率を企業規模別にみると、雇用創出率は5~29人規模の企業が最も高く6.9%、雇用消失率は1,000人以上規模の企業が最も高く7.3%となっている。

また、平成24年の雇用創出率、雇用消失率を産業別にみると、雇用創出率は宿泊業・飲食サービス業が8.3%と最も高く、次いでサービス業(他に分類されないもの)が7.5%。一方、雇用消失率が最も高いのが情報通信業(11.2%)で、次いで学術研究・専門・技術サービス業が8.5%となっている。