気になる価格は? 1TBモデルが6万円台に

最後に、パッケージ構成と想定価格が発表された。Samsung SSD 840 EVOは、Samsung SSD 840と同様に、3種類のパッケージが用意される。SSD本体とソフトウェアCDのみの「Basic Model」、ノートPCのストレージ換装用としてマウンティングスペーサーやSATA-USB 3.0変換コネクタが付属する「Laptop Kit」、デスクトップPC換装用としてSATAケーブルやSATA-USB 2.0変換コネクタが付属する「Desktop Kit」という3種類だ。

Samsung SSD 840 EVOのBasic Modelパッケージには、SSD本体とシール、ソフトウェアが入ったCD、インストールガイドが含まれている

Samsung SSD 840 EVOのLaptop Kitパッケージには、Basic Modelの内容に加えて、厚さを調節するマウンティングスペーサーやSATA-USB 3.0変換コネクタが付属

Samsung SSD 840 EVOのDesktop kitパッケージには、Basic Modelに含まれているものに加えて、SATAケーブルと3.5インチブラケット、SATA-USB 2.0変換コネクタが付属

新型のSATA-USB 3.0変換コネクタ。Samsung SSD 840に付属していたUSB 2.0対応コネクタの3倍の速度でデータを転送できるという。100GBのデータの移動が24分で済む

Samsung SSD 840のLaptop Kitに付属する変換コネクタはUSB 2.0対応であったが、Samsung SSD 840 EVOのLaptop KitではUSB 3.0対応になった(Desktop Kitに付属する変換コネクタはUSB 2.0対応なので注意)。転送速度は3倍に向上したという。

100GBのデータの移動が24分で完了するとのことなので、ノートPCのHDDの中身を丸ごとSSDにコピーして、Samsung SSD 840 EVOへ換装する場合に便利だ。

そこで気になるのは価格。プレゼンで明らかにされたのは米国での想定価格だが、Basic Modelの場合、120GBモデルが109.99ドル、250GBモデルが189.99ドル、500GBモデルが369.99ドル、750GBモデルが529.99ドル、そして最上位の1TBモデルが649.99ドルとなっている。日本での想定価格は未公表だが、1TBモデルが6万円台後半で販売されることになりそうだ。

なお、Samsung SSD 840 EVOは、Samsung SSD 840の後継製品であるため、Samsung SSD 840は製造終了となる。ただしMLCを採用したSamsung SSD 840 PROは、上位モデルとして今後も継続販売されるとのことだ。Samsung SSD 840とSamsung SSD 840 PROの間には、かなりの性能差があったが、今回発表されたSamsung SSD 840 EVOの性能は、Samsung SSD 840 PROと比べても遜色ない。まさにEvolution(進化)の名に恥じない、コストパフォーマンスの高い製品だといえる。

Samsung SSD 840 EVOの米国での想定価格。1TBモデルは649.99ドルとなっている

Samsung SSD 840 EVOは、Samsung SSD 840の後継のメインストリームモデル。上位のSamsung SSD 840は、ハイパフォーマンスモデルとして継続販売される