名古屋鉄道は常滑線(神宮前駅~常滑駅)の全線開通100周年を記念し、20日から記念入場券の発売や記念発車式などを含む「常滑線全線開通100周年記念イベント」を展開する。

1979年頃に撮影された、常滑駅付近を走るパノラマカー(名古屋鉄道提供)

名古屋市、東海市、知多市、常滑市を結ぶ常滑線は、1912(明治45)年2月に傅馬~大野(現大野町)間で開通。同年8月には秋葉前~傅馬間が、1913(大正2)年3月には大野~常滑間がそれぞれ開通し、同年8月31日の神宮前駅開業と神宮前~秋葉前間開通をもって全線開通。2013年8月31日で全線開通100周年を迎える。

記念入場券の発売は、朝倉駅、太田川駅、常滑駅の常滑線3駅にて実施。ご当地キャラクター「知多娘。」を券面にデザインした磁気券タイプのきっぷで、1枚160円。発売期間は、朝倉駅が7月20日から8月2日まで、太田川駅が8月3~16日、常滑駅は8月17~31日となる。各駅の出札窓口にて取り扱う。

記念発車式は、100周年の日となる8月31日、常滑駅3番ホームにて実施。常滑駅10時21分発岐阜行の特急列車の出発に合わせ、常滑駅長と常滑線沿線3市の来賓による出発合図を行う。記念列車は100周年記念ヘッドマークを掲出して運行する。その他、7月から9月にかけて、常滑線・名古屋本線を中心とする列車へのイラスト系統板の掲出や各駅改札口付近での装飾看板の掲出、記念グッズの発売などの記念企画が予定されている。