マカフィーは、2013年第1四半期の脅威レポートを発表、TwitterやFacebookなどSNSを対象としたワームの流行、株価の上昇で一儲けしようと投資を考えるユーザーをターゲットにした「Pump and Dump」の復活など、いくつかのトピックスも挙げている。同社Webサイトからダウンロードできる。

レポートは、2013年第一四半期のセキュリティにおける傾向を同社が分析したもので、PDF形式で35ページのボリュームとなる。傾向としてモバイルマルウェアは着実に増加しているが、一年以上減少傾向を見せていたスパムメールがこの四半期に倍増しており、あわせて一般的なマルウェアも急増しているとしている

同社が挙げているトピックスには、"銀行取引"を対象とするマルウェア「Zeus」の亜種「Citadel」が、さらに機能拡張して広がることに対する懸念やFacebookユーザーを対象としたワーム「Koobface」が前四半期の3倍のサンプルが検出されたことなどを挙げている。またSNS利用者を狙ったワームの流行はピークとも言える状態ともしているほか、北米におけるスパム増加の要因として、株価上昇で一儲けしようとしている人をターゲットにした「Pump and Dump」と呼ばれる株価つり上げが目的のスパム攻撃の復活も挙げている。