ホンダ新型「アコード ハイブリッド」「アコード プラグイン ハイブリッド」の一般向け展示イベントが、20日夜より23日まで、東京・恵比寿ガーデンプレイスにて開催された。

恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場に展示された「アコード ハイブリッド」(写真後方)と「アコード プラグイン ハイブリッド」(手前)

イベントは20日に行われたプレス向けの発表会と同じ会場にて開催。発表会での華やかな空気はそのままに、レイアウトなどを一部変更し、新型「アコード ハイブリッド」「アコード プラグイン ハイブリッド」の計4台を展示した。

いち早く新型車を見たいと訪れたファンだけでなく、会場付近を通りがかった人々も、新型車の前で写真を撮ったり、実際にシートに座ったりと興味津々の様子だった。会場には説明員も多数配置され、来場者からの質問に答え、カタログを配布するなどしていた。

ステージ上の1台のほか、2グレードの「アコード ハイブリッド」(写真右はEX)と、専用色のシャンパンプラチナ・メタリックをまとった「アコード プラグイン ハイブリッド」を間近で見ることができた

デザインにおけるキーワードは「爽快」「先進」「上質」とのこと。セダンとしての存在感、環境車としての知性、時代をリードする力強さを、それぞれ感じることのできる外観だ

ミドルクラスセダンである「アコード ハイブリッド」を目の前にすると、この大きさにして軽自動車と同等の低燃費30.0km/リットル(JC08モード)を実現できたのかと、あらためて驚かされる。このクラスのセダンには車内空間の快適さが求められるが、ガラスエリアが広いことで、それが車外へもアピールされていると感じた。エコカーとしての知性とセダンとしての上質さ、どちらも連想させる外観だ。

一方、ベルトラインによって車体の低さが強調されている点や、LEDヘッドライトのスクエアなレンズが精悍な印象を与える点など、随所に力強さも感じることができる。ハイブリッド車、環境車としてトップランナーに躍り出た「アコード ハイブリッド」が、時代をぐいぐい引っ張ってリードしていくイメージにつながっていく。

1本1本、異なるキャッチコピーが書かれたピラー。あるものはモニターを内蔵し、またあるものには新開発パーツの写真が飾られている

会場では実車の展示だけでなく、ハイブリッドシステムのメカニズム解説や、モータージャーナリスト・清水和夫氏による試乗インプレッションなどのスペシャル映像も上映された。また、「アコード ハイブリッド」のパーツ写真展「ACCORD HYBRID PARTS GALLERY」も併設されていた。

ホンダの新型「アコード ハイブリッド」の価格は365万円~。新型「アコード プラグイン ハイブリッド」は法人企業や官公庁などを中心にリース販売され、価格は500万円。なお、ホンダ「アコード ハイブリッド」などの展示イベントは今後、大阪・ヨドバシカメラ梅田で27日まで、JR名古屋駅にて28日から7月4日まで開催予定となっている。