東芝は17日、手書き機能に注力したAndroidタブレット「REGZA Tablet AT703」を発表した。CPUにNVIDIA Tegra 4、WQXGA解像度(2,560×1,600ドット)の10.1型液晶を搭載する。価格はオープンで、店頭予想価格は90,000円前後。発売は6月下旬を予定している。

REGZA Tablet AT703

「REGZA Tablet AT703」はホビーだけでなくビジネスにも使えるコンパニオンデバイスを目指して開発された製品。紙のノートのような書き心地を実現するため、ディスプレイ表面とペン先の組み合わせにおいて「適度な抵抗感」を提供するほか、筆跡遅延やペン先と表示の位置ずれを低減。同梱される電磁誘導式のデジタイザーペンによって1,024段階の感圧も可能となっている。

手書きノートアプリ「TruNote」では、手書き文字や手書き図形でも検索が行えるほか、手書きの表も含めてオフィス形式のファイルに変換することができる。

手書きノートアプリ「TruNote」

主な仕様は、CPUがNVIDIA Tegra 4(1.80GHz)、メモリが2GB、ディスプレイが10.1型ワイド液晶(2,560×1,600ドット、タッチパネル)、ストレージが32GB フラッシュメモリ、OSがAndroid 4.2。

通信機能はDraft IEEE802.11acおよびIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースはUSB 2.0、HDMI出力、ヘッドフォン出力端子を各1基、microSDカードスロットを装備する。Webカメラは背面が800万画素、前面が120万画素で手振れ補正機能付き。harman/kardonステレオスピーカーを搭載する。

バッテリ駆動時間は約9.5時間。サイズと重量はW260.7×D178.9×H10.5mm/約671g。付属のBluetoothキーボード装着時はH19.8mm/約1.2kgとなる。

左側面(閉)

左側面(開)

付属のデジタイザーペン

右側面

上面

下面

Bluetoothキーボード付きのカバーが同梱される。キーピッチは17mm、キーストロークは1.7mm

姉妹機として、デジタイザーペンとBluetoothキーボードカバーが付属しない、「REGZA Tablet AT503」も同時に発表されている。CPUがTegra 3(1.30GHz)、メモリが1GB、液晶の解像度が1,280×800ドット、無線LANがIEEE802.11b/g/n対応になるなど、AT703との違いがある。店頭予想価格は50,000円前後で6月下旬発売予定。