「どこ行くの?」「タイでしょ!!」(左からエイチ・アイ・エスの平林朗代表取締役社長、東進スクールの林修先生、Asia Atlantic AirlinesのBobby A.Haque社長、タイ国政府観光庁東京事務局のニッタヤー ウワムピッタヤー所長)

格安旅行大手のエイチ・アイ・エス(以下、H.I.S)は6月12日、タイをベースとしたチャーター便専門の航空会社「Asia Atlantic Airlines(アジア アトランティック エアラインズ)」(以下、AAA)の設立を発表した。東南アジアのハブであるタイを軸に、7月19日からは成田国際空港~バンコク便を、7月27日からは関西国際空港~バンコク便を運行する。

タイを中心に日本、中国や韓国、ロシア、米国、東南アジアへの展開を構想

ボーイング 767-300ERを2機運用する

成田・関空~バンコクが片道1万円

2012年12月4日に、H.I.Sが子会社として発表した新・国際チャーター航空会社の名称は「Asia Pacific Airlines(アジア パシフィック エアラインズ)」であった。しかし、将来的には東南アジアのみならず、米国や欧州も含めた就航を目指すことから、社名をAsia Atlantic Airlinesに変更した。

フライトアテンダントの制服。鮮やかなカラーで、帽子とブーツがポイント

チャーター便とは、お盆や年末という繁忙期などの需要に対処するために、一定期間就航する便のこと。7月19日~9月29日には、成田11時30分発~バンコク17時着・バンコク1時発~成田9時着を、7月27日~9月27日には、関空11時発~バンコク14時30分着・バンコク0時30分発~関空8時着を毎日運航。両便とも、初便就航記念価格として片道1万円で設定する(燃料サーチャージはかからない)。

7月からはH.I.Sと提携して運航を開始するが、今後はH.I.S以外の旅行会社とも提携を結んでいく予定。AAAは2機のボーイング 767-300ERを運用し、LCC(格安航空会社)とは異なり、フルサービスの航空会社として展開。食事やドリンクサービスのほか、ビジネスクラスも設定する。

初便就航記念価格として片道1万円

林先生がH.I.Sのツアーの魅力を解説

ビジネス・スイートのタイ4日間が4万9,800円

Bobby A.Haque社長は、10月以降に中国や韓国への路線拡大を目指すと発表

H.I.SはAAA就航に伴い、成田~バンコク間、関空~バンコク間の就航記念商品を発表。AAA利用・デラックスホテル宿泊の成田~バンコク4日間プランが3万9,800円、AAAビジネスクラス利用・スイートルーム宿泊の成田~バンコク4日間プランが4万9,800円などを展開し、6月13日10時からWebで受け付ける。また、AAAの航空券もH.I.SのWebサイトで発売する。

AAA社長のBobby A.Haque氏は、「今後5年間で20機の運用を目標とし、10月以降は中国や韓国への路線拡大も視野に入れている。旅行会社のニーズに合わせてタイを中心に、日本や中国、韓国、ロシア、インドネシア、ハワイなどの路線をつないでいき、LCCにはないフルサービスの航空会社としてどんなサービスができるか、スタッフを導いていきたい」と語った。

発表会にはH.I.SのテレビCMに出演する東進スクールの林修先生が登壇。まだタイに行ったことがないという林先生も、「どこ行くの?」「タイでしょ!!」と、H.I.Sの旅行プランの魅力をアピールした。