レトロで懐かしいSL列車の旅はいかが?

年配の方には懐かしく、若い人や子どもにも人気がある蒸気機関車。人気の理由は、『銀河鉄道999』や『機関車トーマス』など、SLが登場する作品のおかげかもしれない。いま、日本各地でリアルなSL列車が運行されている。そこでマイナビニュース会員の男女1,000名に、どのSL列車に乗りたいか聞いた。

最も乗ってみたいSL列車はどれですか


1位 SLみなかみ (JR東日本 高崎 - 水上) 23.0%
2位 SL急行「かわね路」 (大井川鐵道 新金谷 - 千頭) 22.5%
3位 SL冬の湿原号 (JR北海道 釧路 - 標茶・川湯温泉) 15.6%
4位 SLニセコ号 (JR北海道 札幌 - 蘭越) 10.1%
5位 SL函館大沼号 (JR北海道 函館 - 森) 4.7%



■SLみなかみ (JR東日本 高崎 - 水上)
・「温泉も楽しめそうな地域だから」(33歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
・「地元だから」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「行きやすい場所だから」(28歳男性/情報・IT/技術職)



■SL急行「かわね路」 (大井川鐵道 新金谷 - 千頭)
・「古い車両が多く走っている」(31歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「地元静岡の有名なSLでありながら、まだ一度も乗ったことがないので」(28歳男性/自動車関連/技術)
・「現代のSLの元祖だと思うから」(44歳男性/医療・福祉/専門職)



■SL冬の湿原号 (JR北海道 釧路 - 標茶・川湯温泉)
・「北海道の雄大な自然の中を走ってみたい。川湯温泉にも行きたいから」(30歳女性/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「釧路にいったら絶対乗りたい。北海道でしか味わえない景色が堪能できて、かつレトロな雰囲気を味わえるから」(24歳女性/アパレル・繊維/販売職・サービス系)
・「冬の北海道の大地を疾走してみたい」(60歳男性/建設・土木/技術職)



■SLニセコ号 (JR北海道 札幌 - 蘭越)
・「SLで北海道旅行してみたい」(45歳男性/自動車関連/生産)
・「北海道といえばニセコ、みたいなイメージが強いので」(33歳男性/機械・精密機器/営業職)
・「独身の頃、いまの夫とデートした思い出の列車」(34歳女性/主婦)



■SL函館大沼号 (JR北海道 函館 - 森)
・「北海道の函館をゆっくりとSLで旅したいから」(25歳男性/建設・土木/技術職)
・「良いってたまに聞くので」(24歳女性/医療・福祉/営業職)
・「北海道の壮大な景色にひたりながら、のんびり車内ですごしたい」(28歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)



■番外編: もう一度乗りたいSL列車の魅力
・「やまぐち号 (JR西日本 新山口 - 津和野):昔乗ったことがあるが凄くワクワクしたのでまた乗ってみたい」(29歳女性/商社・卸/事務系専門職)
・「SLパレオエクスプレス (秩父鉄道 熊谷駅 - 三峰口):時間をかけてゆっくり進むのが楽しかった。沿道の人もみんな手を振っていて、優しい気持ちになれた」(27歳女性/建設・土木/事務系専門職)



■総評
「SLみなかみ」の1位は、首都圏から近い上に、知名度の高さも要因だろう。昨年から使用されているC61形機関車は、公園で保存されていた機関車が復活するまでを山田洋次監督が映像化し、NHKで放送されて話題になった。「SLみなかみ」にはSLの代名詞ともいえる「デゴイチ」ことD51形も使われている。どちらも大型機関車の迫力が人気だ。

2位は僅差で大井川鐡道。こちらも関東から行きやすいし、長年のSL列車運行の実績で知名度も高い。昨年は新金谷駅に転車台が設置され、機関車がつねに前向きで走るなど魅力も増した。新金谷駅の駐車場料金が安価で、クルマで出かけやすいという利点もありそう。

3位から5位までJR北海道のSL列車がランクイン。SLと北海道を組み合わせると、大きな魅力が生まれるようだ。どの列車にも、「蒸気機関車と雪景色」を期待する意見が多かったけれど、上位に入った3列車のうち冬の運行は「SL冬の湿原号」のみ。「SL函館大沼号」はゴールデンウィークと夏休みがメイン。「SLニセコ号」は紅葉シーズンの運行となる。秩父鉄道や真岡鐵道、JR西日本の「SL北びわこ号」など、大都市からアクセスしやすいSL列車も多い。ぜひSLの旅を楽しんでみてはいかがだろうか?

調査時期: 2012年10月24日~2012年10月26日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性716名 女性284名 合計1,000名
調査方法: インターネットログイン式アンケート