Touch Mouse

マルチタッチセンサー搭載でWindows 8に最適なワイヤレスマウス
・参考価格 6,930円
・2011年9月2日発売

マルチタッチセンサー搭載のワイヤレスマウス「Touch Mouse」

Touch Mouseは、マルチタッチセンサーを搭載したワイヤレスマウスだ。2011年9月に発売された製品であり、Windows 7環境でマルチタッチジェスチャ機能を利用できるマウスとして話題を集めたが、2012年10月26日にリニューアル、再登場した。

ハードウェア自体に変更はなく、ソフトウェアがアップデートされている。旧パッケージを購入した人でも、日本マイクロソフトのWebサイトからWindows 8用の新ソフトウェア「Mouse and Keyboard Center 2.0」を入手することで、Windows 8の新UIに最適化されたマルチタッチジェスチャ操作が使えるようになる。

本体サイズはW62×D120×H37mmとやや縦長で、重量は約129g(電池含む)だ。イルカのような独特の流線型デザインが特徴で、表面の手触りもやや"ぬめっ"とした感覚を受ける。単3形アルカリ乾電池×2本で動作するが、高機能なためか、電池寿命は約3カ月と少々短い。通信方式として2.4GHz帯ワイヤレスを利用しており、USBドングルタイプのワイヤレスレシーバーが付属。ワイヤレスレシーバーは超小型で、Touch Mouse本体底面に収納できる。電波受信範囲は約3mと、Bluetoothと比べて短くなっている。

Touch Mouseの上半分(×印が書かれている部分)はマルチタッチセンサーになっており、複数本の指を使った操作が可能だ

Touch Mouseの背面。中央下にあるのは、ワイヤレストランシーバーだ

ワイヤレストランシーバーとバッテリカバーを取り外したところ。単3形アルカリ乾電池×2本で動作する。高機能なためか、電池寿命は約3カ月とやや短い

読み取り方式としては、青色LEDを利用するBlueTrackテクノロジを採用しており、操作面の材質を問わずスムーズな操作が可能だ。解像度は1,000dpi、読み取り速度は8,000fpsとスペックは高く、素早い動きにも問題なく追従する。ボタンは左右ボタンのみだが、表面の上半分がマルチタッチセンサーになっており、タッチセンサーによる垂直または水平スクロールだけでなく、複数本の指を使ったマルチタッチジェスチャ操作に対応していることが魅力だ。

マルチタッチジェスチャ操作は全部で8種類用意されており、Windows 8のマルチタッチ操作に近い操作体系になっているので、タッチパネル搭載Windows 8を使ったことのある人なら、ほぼ同じ感覚で操作できる。例えば、2本指の上下スワイプでアプリバーの呼び出し、2本指を左に動かすとチャームの呼び出し、2本指を右に動かすと最近使ったアプリの切り替えといった操作が可能だ。

ワイヤレストランシーバーは超小型で、USBポートに装着するだけで認識される

一般的なマウスよりやや縦長で、独特の流線型デザインになっている

右手でTouch Mouseを握ったところ。縦が長めなので、後ろを握ると前のほうに余裕ができる

ブラウザなどの「進む」「戻る」は、マウス側面を親指で右または左に動かすことで行える。マルチタッチジェスチャ操作の機能割り当ては、Mouse and Keyboard Center 2.0を利用して自由に変更できるほか、操作を動画で解説するチュートリアルも用意されている。

Windows 8でよく使う機能をワンタッチで呼び出せる、マルチタッチジェスチャ操作は非常に便利だ。本体がやや大きいので、モバイルノートPCなどと一緒に携帯するにはあまり向かないが、Windows 7やWindows VistaなどからWindows 8にアップデートしたデスクトップPCを、より快適に操作したいという人におすすめしたい。

「Mouse and Keyboard Center 2.0」をインストールすることで、ボタンやタッチ、スクロール、ジェスチャなどの設定を変更できる

左ボタンへ割り当てるコマンドを設定しているところ。ゲームコマンド操作の割り当ても可能だ

マルチタッチ対応で、指の本数や動かし方による各機能を割り当て可能

アプリケーションごとに固有の機能を割り当てることも可能だ

ジェスチャ操作の解説を動画で見ることができ、練習も行える。例えば、指3本を下に動かす操作は、デフォルトで「縮小」に割り当てられている

親指をサイドから右に動かす操作は、デフォルトでは「進む」の割り当て