パナソニック サイクルテックは、電動アシスト自転車「ビビチャージ・W」「ビビチャージ・WT」「ビビチャージ・D」「ビビチャージ・DT」を発売した。希望小売価格は、ビビチャージ・Wが165,000円、ビビチャージ・WTが167,000円、ビビチャージ・Dが129,000円、ビビチャージ・DTが131,000円だ。

回生充電機能を採用した電動アシスト自転車。左がU形フレームで17.6Ahバッテリーを搭載する「ビビチャージ・W」で、右がスタッカード形フレームの「ビビチャージ・WT」

4製品は、回生充電機能を装備し、通常ならば捨てられてしまうエネルギーを有効活用できる電動アシスト自転車だ。回生充電には、「ブレーキ充電」と走行モードに応じて行われる充電がある。ブレーキ充電は、ブレーキレバーを引いた際に、前輪に装備されたモーターを発電機に切り替えて充電を行うもの。

走行モードによる充電は、「オートマチック」モードと「平地充電」モードで利用できるもので、「オートマチック」モードでは、下り坂を走行時に自動的に充電を行い、「平地充電」モードでは、負荷の少ない平地走行時にも充電を行う。「パワー」モードに比べて、オートマチックモードでは約1.4倍、平地充電モードでは約2.6倍の長距離走行が可能だ。

8.9Ahバッテリーを搭載するモデル。左がU形フレームの「ビビチャージ・D」で、右がスタッカード形フレームの「ビビチャージ・DT」

ビビチャージ・Wとビビチャージ・WTは17.6Ahの大容量バッテリーを搭載、ビビチャージ・Dとビビチャージ・DTは8.9Ahのバッテリーを搭載する。いずれも、2012年モデルに比べて10%、バッテリー容量が増やされた。17.6Ahタイプの走行距離は、パワーモードで約68km、オートマチックモードで約94km、平地充電モードで約176kmだ。8.9Ahタイプの走行距離は、パワーモードで約34km、オートマチックモードで約47km、平地充電モードで約88kmとなっている。急速充電器を使用した場合のバッテリーの充電時間は、17.6Ahタイプで約5.5時間、8.9Ahタイプで約5時間だ。

ビビチャージ・Wとビビチャージ・DはU形フレームを採用し、ビビチャージ・WTとビビチャージ・DTはスタッガード形フレームを採用する。

変速機は、U形フレームモデルが内装3段で、スタッガード形フレームモデルが内装5段だ。タイヤサイズは、ビビチャージ・W(BE-EKW632)が26インチ、ビビチャージ・WT(BE-EKWT752)が27インチ、ビビチャージ・Dが24インチ(BE-EKD432)と26インチ(BE-EKD632)、ビビチャージ・DT(BE-EKDT752)が27インチだ。重量は、ビビチャージ・Wとビビチャージ・WTが30.3kg、ビビチャージ・Dの24インチモデルが27.7kgで、26インチモデルが28.4kg、ビビチャージ・DTが26.9kgだ。

4製品とも、「エコナビ液晶スイッチ」には、11月7日に発表した「ビビ・DX」などと同様に、走行状態から算出した消費カロリーを表示する機能が追加されている。