「ビール検定」年齢別合格者数の割合

サッポロビールが設立した日本ビール文化研究会は、第1回「日本ビール検定」を9月23日に開催し、10月下旬に合格者への通知が完了した。今回の合格者は、3級・2級あわせて3,543名。

同検定は、ビールの歴史・製法・原料・種類などの基礎から、おいしく飲むための方法など幅広い分野で試験を実施。受検者数は目標を上回り、5,008名だった。受験者数は男女とも31~40歳が最も多く、20~30歳がそれに続いた。受験者数の6割は20~40歳が占める形となった。

受験者からのアンケートによると、受検動機は「ビールが好きで知識を深めたい」といったご意見が一番多かった。受験前は、今まで飲んだことのなかったビールを飲んだり、ビール工場を訪ねたりして勉強をした人が多かったようだ。「1級にチャレンジしてみたい」との声も多く、ビールに対する深い知識欲がうかがえる。

3級の合格者数は2,327名。合格率は95.3%だった。2級の合格者数は1,216名で、合格率は47.4%。満点合格者は3級で2名、2級の満点該当者はいなかったという。

職業別に見ると、酒類・飲食関係者は受検者全体の約2割に留まった。今回の検定は、飲食関係者よりも一般の消費者の方が興味を持ったようだ。