ノーノーイエスはこのほど、日本の伝統をモチーフにいっさい縫わずに仕立てるデザインで、全国のセレクト・ショップにて販売中の「所作 Shosa」の新作「所作ショート・ウォレット2.0」を発表した。30日から始まる国内最大級のデザイン・イベント「東京デザイナーズウィーク2012」で販売する。

「所作ショート・ウォレット2.0」コイン入れ・カード差し

「所作 Shosa」は、1枚革を縫うことなく、折り紙のように折って仕立てる財布のシリーズ。日本人の細やかな心遣いが宿る袱紗(ふくさ)や折形(おりがた)をモチーフに、カード差しや小銭入れもある革財布という現代的なアイテムへ再構築した。「包む」という行為自体をデザインし、「所作 Shosa」とネーミング。通常の5倍以上の手間をかけた植物タンニン鞣(なめ)しの革を使用している。

そしてこのたび、定番のロング・ウォレットとカード・ケースにショート・ウォレットを追加。お札を折らずに入れることができ、カード差しや小銭入れも付いたポケット・サイズの財布だ。その複雑な構造を実現するため、木と木を組む日本の伝統的な技法「蟻組み接ぎ」を参考に、宮大工を思わせる粋の世界、日本の美意識を念頭にデザインされた。10色展開で、ベーシック6色が1万3,000円、金・銀付きの4色が1万4,500円で販売される。