カメラ機能、ソニー製品との連携機能

背面にある約1,300万画素のメインカメラは、マルチARコート処理がされた5枚レンズを採用。開放値F 2.4のいわゆる「明るいレンズ」と裏面照射CMOSセンサー「Exmor R for mobile」により、暗所での撮影にも強い。

背面のCMOSカメラで撮影。明るく高精細な写真を撮ることができる

カメラの起動画面には必要最小限のアイコンが並んでおり、誰でも直感的に使える。また、よく使うアイコンを追加したり、使わないアイコンを削除したりとユーザー好みにカスタマイズすることも可能だ。笑顔検出撮影やシーン認識撮影など便利な機能も搭載している。そのほか、撮った写真にGoogleマップ上で位置情報(ジオタグ)を付加させることもできる。写真の整理などで重宝する機能だろう。

アイコンはトップ画面に最大4つまで配置できる(写真左)。ジオタグをつけておけば、後で写真を確認するときにも便利

DLNAやHDMI変換ケーブルなどにより、ソニーの家電製品と連携できるのも本端末の大きな魅力だ。試しに筆者の自室にある、Wi-Fiでインターネットに常時接続されている液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」とDLNA連携してみたところ、Xperia端末内の写真・動画をテレビの大画面で楽しむことができた。DTCP-IPに対応しており、ブルーレイディスクレコーダーからストリーミング再生することも可能だ。

写真も動画もテレビの大画面で楽しめる。端末で再生しテレビに出力することも、テレビ側から端末内にアクセスしてコンテンツを再生させることも可能だった

なお、ユーザーインターフェースはドコモの「Palette UI」にも対応しており、初期設定でどちらを使うか選択できる。日本語変換エンジンにはPOBox Touch 5.1を標準装備。フリック入力やQWERTYキー入力が行え、予測・学習変換にも対応。「キセカエキーボード」では、キーボードのデザインを変更することができる。

ドコモのPalette UIにも対応。使いやすい方を選択できる。POBox Touch 5.1は使えば使うほど使い勝手が増す、おなじみの日本語変換エンジンだ

*  *  *

既述の通り、本稿で紹介したXperia GX SO-04Dはワンセグ、赤外線通信、防水/防塵、おくだけ充電、NOTTVなどには対応しない。しかし1.5GHzデュアルコア、おサイフケータイ、1,300万画素の高画質カメラ、LTE(Xi)などの機能が選抜して盛り込まれている。

敢えて搭載機能を絞った本端末のようなスマートフォンは、あらゆる機能を詰め込んだ「全部入りスマートフォン」が増える風潮の中で、かえってその存在価値を高めているように思う。

(記事提供: AndroWire編集部)