1月に放送されたドラマ『くろねこルーシー』が、主演・塚地武雅で映画化されることが29日、明らかになった。

お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅(左)と安めぐみ

『ねこタクシー』、『犬飼さんちの犬』、『マメシバ一郎』のスタッフが挑む人気動物映画シリーズの最新作となる『くろねこルーシー』。ドラマ版に続き亀井亨監督がメガホンを取り、塚地が演じるダメダメ占い師の鴨志田賢が、黒猫たちとの出会いをきっかけに、人生でかけがえのない大事なものに気づくという心温まるストーリーをやさしく描く。塚地のほかダメな夫・賢を優しく、時に厳しく支えるしっかり者の妻を演じる安めぐみ、ドラマ版の主人公で賢の息子・陽を演じる山本耕史ほか、陽の妻役で京野ことみも出演する。

ドラマ版は、山本演じる鴨志田陽が、7年前に亡くなった黒猫占い師の賢の人生にあらがいつつも同じ道をたどっていく展開だったが、映画版は時を遡り、その父親の人生に焦点が当てられる。映画版では、塚地演じる鴨志田賢が、なぜよりにもよって「前を横切ると不吉なことが起きる」という迷信を持つ黒猫を使って占いを始めるのか? という彼の知られざる人生と、息子・陽との確執がひも解かれていく。映画『くろねこルーシー』は10月公開予定。