エイボン・プロダクツはこのほど、全国30歳~59歳の既婚男女600人(男性300人・女性300人)に対し、「配偶者に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。調査はインターネットで行い、4月19日~20日にかけて行われた。

調査ではまず男性に、「奥様があなた(夫)に最も言ってもらいたいと思っていると思うこと」について聞いた。結果は「幸せ」が30%で最も多く、次いで「好きだよ」(22.3%)、「かわいい」(13.0%)だった。ただし30歳~39歳の男性では、1位が「好きだよ」(26%)、2位が「かわいい」(23%)、3位が「幸せ」(22%)で、30代の夫は恋愛感情や褒める表現を妻が望んでいると考えている傾向があるという。 対して、妻が「旦那様から最も言ってもらいたいこと」が何かを調べたところ、全ての年代において、最も要望が多かったのは「幸せ」(37.3%)だった。30代の夫は恋愛感情や褒める表現を妻が望んでいると考えているのに対して、30代の妻は「幸せ」が37%、「かわいい」(16%)「好きだよ」(11%)となり、「言ってもらいたいこと」への意識の違いが大きく見られた。

次いで、男性への質問として「奥様に対してドキッとした時(複数回答)」を聞いたところ、全体では、1位は「甘えられた時」、次いで「お風呂上がりの素肌を見た時」、「優しくされた時」だった。年齢別にみると30歳~39歳の夫がドキッとするのは1位が「お風呂上がりの素肌を見た時」、次いで「甘えられた時」となり、1位2位の順位が逆転した。 対して30歳~39歳の妻に「旦那様があなたに対してドキッとしたなと思う瞬間(複数回答)」について聞いたところ、1位が「優しくされた時」、次いで「甘えられた時」、「美味しい手料理」、「化粧をした姿を見た時」と続き「お風呂上がりの素肌を見た時」は5番目だった。 30代の夫婦では素肌に対しての認識が大きく異なるという結果となった。お風呂上がりの素肌をよく見ている夫が多いという結果から、素肌のケアを丁寧に行うことで「夫がなぜか優しい」「最近態度が良くなった」などの効果が期待できそうだと同社では分析している。

3つ目はメイクに関する質問で、「奥様とデートをする際にしてほしいメイク」を男性に尋ねた。「ナチュラルメイク」と答えたのは全体の56%、「ばっちりメイク」は7.7%と、圧倒的にナチュラルメイクが支持されている模様。 また「メイクよりも肌の手入れが行き届いているのがよい」という回答をしたのは20.7%にのぼり、「メイクの方法」より「お肌そのものへの手入れをしているか」を気にする男性が多いという結果になった。一方、顔は気にしないという男性の割合は全体で15.7%、50歳~59歳でも19%と、いくつになっても夫は妻の肌・顔に対して美しくあってほしいという要望を抱いているようだとまとめている。