「Endeavor Pro」シリーズは、エプソンダイレクトのデスクトップPCにおけるハイエンドミドルタワーと位置づけられているシリーズだ。「Endeavor Pro7500」は、中でもハイエンドな「Endeavor Pro7000」の後継機となる。

まずは外観を確認しよう。ケースは「Endeavor Pro7000」と同様のアルミケースだ。シルバー基調のケースは、遠目に見ればそれほど自己主張のないシンプルなケースだが、近くで見ると個性的だ。ヘアライン加工の施されたアルミニウムの質感を活かしたデザインが硬質で心地よい。

この筐体、正面から見るとただの四角いタワーだが、横から見ると角をとったデザインになっている。フロントパネルが全面メッシュであるのに対して、サイドパネルや天面には開口部なし。エアフローは徹底して前から後ろへという形だ。

正面から見ると全面メッシュ加工の四角いタワー型

サイドから見ると角をとったデザインなのがわかる。サイドパネルに開口部はない

天面には前後2つのハンドルが取り付けられている。本体を移動させる時に非常に便利だ。このシリーズには専用のキャスターも用意されているから、頻繁に背面のインターフェースにアクセスしたいならば、それを利用するとより簡単に取り扱える。

天面には前後にキャリングハンドルが取り付けられている

気になるフロント下部の鍵つき扉を開くと、内部の3.5インチシャドウベイへアクセスできる。専用ガイドにHDDを取り付ければ、フロントから簡単に引き出して抜き差し可能だ。ホットスワップ対応というわけではないが、ドライブの交換が簡単なのはうれしいところ。各ベイのアクセス速度とドライブ番号がケースにシールで表示されている親切な作りもありがたい。

下部の鍵付き扉を開けると3.5インチシャドウベイにアクセスできる

ベイ横にはアクセス速度やナンバーが表示されている

フロントにはUSB 3.0×2とマイク入力・ヘッドホン出力を配置。その上はメモリーカードスロットとなる

背面は上部に各種インタフェースを搭載。必要にして十分という感じだ

グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 580を搭載した試用機では、映像出力はDVI×2とHDMI×1となる

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