女子会撮影向上委員会がこのほど、20~39歳の“女子会”参加経験者を対象に「女子会参加者の写真撮影とカメラ」というテーマに関して調査を実施した(調査元:株式会社クロス・マーケティング)。

【図1】「女子会で写真撮影をしたことがあるか?」という問いには48.7%が「はい」と回答(女子会撮影向上委員会調べ)

この調査は、20~39歳の女子会参加経験者600名を対象に実施。これによると、「女子会で写真撮影をしたことがあるか?」という問い(【図1】)に対して、参加者の48.7%(292名)が「はい」と答えている。

さらに、この292名には「女子会での写真撮影後に皆でチェックするか?」(【図2】)、「女子会での撮影に使う機材は?」(【図3】)という問いへの回答も求めた(撮影機材に関しては複数回答を許容)。参加者全員での写真チェックに関しては、「はい(全員でチェックする)」が34.9%、「その時によってチェックを行う」が54.1%と、約9割が写真撮影後の全員チェックを経験したことがあるという。また、撮影機材に関しては77.7%が「コンパクトデジタルカメラ」で、「携帯電話」(56.5%)、「スマートフォン」(42.1%)が続いた。一般的には携帯電話のカメラ機能を用いた撮影が浸透している昨今だが、女子会では(携帯電話等の)付属機能としてのカメラではなくコンパクトデジカメが重宝され、写真のクオリティに関しても全員でチェックするほどに見る目が厳しいという傾向が浮かび上がっている。

【図2】「写真撮影後に皆でチェックするか?」(女子会撮影向上委員会調べ)

【図3】「女子会での撮影に使う機材は?」(女子会撮影向上委員会調べ)

一方で、コンパクトデジカメに関しては画質に満足していない実態も明らかになっている。同調査で「コンパクトデジカメを保有しているか?」と尋ね(【図4】)、「はい」と答えた89%(534名)には「コンパクトデジカメに欲しい機能は?」と追加質問を行った(【図5】)。これには77.5%が「一眼レフのような高画質撮影」と回答しており、同委員会では「自分が少しでもキレイに写りたい」という心理が根底にあることが窺えるとしている。なお、母集団全体での一眼レフ保有者は16.7%(100名)だった。

【図4】「コンパクトデジカメを保有しているか?」(女子会撮影向上委員会調べ)

【図5】「コンパクトデジカメに欲しい機能は?」(女子会撮影向上委員会調べ)

また、同時に行った20~39歳女性1,670名を対象とした調査(【図6】)では63.1%が「(Facebook、ツイッター、mixiなどの)ソーシャルメディアへ登録している」と回答。これを女子会参加経験の有無で分けると、参加経験がある1,003名では72.8%が「登録している」と答える一方、参加経験がない667名では「登録している」が48.6%だった。

【図6】「ソーシャルメディアへ登録しているか?」(女子会撮影向上委員会調べ)

同委員会では、女子会での写真撮影に求める高いクオリティは、こうしたソーシャルメディアでの自己発信、自己表現が背景にあるとみている。