Line 6 Japanは12日、同社主要製品のプレゼンテーションおよび、発売を控えた新製品を発表するイベント「Line 6 新製品発表 × プレゼンテーション・イベント 2011」を東京・渋谷 O-nestにて開催した。本レポートでは、本イベントにて発表された気になる新製品をピックアップし、紹介していこう。

本イベントの冒頭には、米・Line 6社の創業メンバーのひとりでもあるSusan Wolf氏により、Line 6の現在に至るまでの歴史が語られた。わずかなスタッフと小さなオフィスからスタートした同社は、数々の有名楽器・音響機器メーカーへの製品開発などを経て自社ブランド製品を発売。今日では世界各国に支社や開発セクションを持ち、ギターアンプなどの各種製品において、全米でもトップクラスのシェアを持つ企業へと成長を遂げたという。

同社の創業当時の風景(左)と、同社初の自社ブランドアンプ(右)

今回発表された新製品の中でも、とくにクリエイターに注目してもらいたいのがラックマウント・マルチエフェクト・プロセッサー「POD HD Pro」。同社「POD HD」シリーズのプロフェッショナル向けモデルとなる本機は、HDアンプモデリングや最新のエフェクトテクノロジー、豊富なアナログ&デジタル入出力などを採用しながら、プライベートスタジオやライフステージなどでも重宝する2Uラックマウントサイズのボディーを実現。22種類のHDアンプモデルと、100種類以上にもおよぶモダン&ビンテージエフェクトを搭載している。

また、同社フラッグシップ・ギターアンプ「DT50」と、L6 LINKテクノロジーにより接続すれば、エフェクトプリセットを選択するだけでアンプのアナログ・コンポーネントが自動的に最適化されるなど、高度なシステムインテグレーションが実現するとのこと。価格はオープンプライスで、市場予想価格は7万3,800円。発売は10月下旬予定。

柔軟かつ強力なデジタル&アナログI/Oを装備する「POD HD Pro」。スタジオからステージまで幅広く活躍する

続いては、iOSデバイス対応MIDIインタフェース「MIDI Mobilizer」シリーズをいち早く市場に投入するなど、同社が近年そのフォーカスの度合いを高めているモバイル分野の新製品「Mobile In」。本製品は、iPhone4/iPod touch 第4世代/iPad/iPad2に対応するポータブル・オーディオ・インターフェースとなっている。ドックコネクタに接続する方式を採用しており、わずか142グラムの小型軽量ボディーに加え、別途パワーサプライや電池は一切不要。高音質にこだわったオーディオ入力回路とデジタル・コンバータにより最大115dBのダイナミックレンジを実現する。

さらに、同時に発表されたアンプシミュレータ&エフェクトアプリ「Mobile Pod」(無料)を利用することで、iOSデバイス上でPODクオリティーのサウンドを体験可能だ。また、iPad用GarageBandをはじめとしたCoreAudioをサポートした各種アプリとの互換性も確保されているので、様々な音楽制作アプリにおいてサウンド・クオリティーを向上させることができる。なお、1.8mのギターケーブル(標準-ミニ端子)が同梱される。価格はオープンプライスで、市場予想価格は8,400円。2011年11月下旬発売予定。

ドックコネクタ接続を採用し高品位なサウンドでの演奏・録音などを実現するポータブル・オーディオ・インタフェース「Mobile In」。ギター入力および、ステレオ対応のライン入力も備えられている

各種エフェクトやアンプが緻密に再現されたiOS対応アプリ「Mobile Pod」には、16種のストンプボックス、32種のアンプモデル、16種のスピーカーキャビネット、マイク2種などが収録される予定