NECは12日、フォトフレームデザインのスタイリッシュスリム一体型PC「VALUESTAR N」シリーズをリニューアルし、新デザインを採用した秋冬モデル4機種を発表した。上位モデルではCore i7と8MBメモリを搭載し、液晶ディスプレイを従来の20型から21.5型に大型化するなどの改善が行われている。発売は9月15日を予定。

今回の新モデルでは、上位の2モデルでCore i7のクアッドコアプロセッサと8MBのメモリw搭載。またエントリーモデルを除いて、ディスプレイが21.5インチのフルHD対応IPS液晶となり、広い視野角で高精細な映像を楽しめる。また、ブルーレイディスクドライブはBDXL対応となった。

新デザインは、ディスプレイ部の厚みがわずか約60mm、キーボードやスタンドと合わせても奥行きが193mmときわめてスリム。PC電源がオフでも利用できるHDMI入力を新たに装備した。

VN790/FS

VALUESTAR N VN790/FS

最上位モデルとなる「VN790/FS」は、偏光板方式の3D表示に対応したモデル。3Dデジタル放送やひかりTVの3D番組、ブルーレイ3Dを迫力ある映像で楽しめるほか、2Dコンテンツを3Dに変換して表示することもできる。店頭予想価格は220,000円前後。カラーはファインブラックのみ。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-2670QM(2.20GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 8GB(4GB×2)、ストレージが約2TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL/ブルーレイ3D対応ブルーレイディスクドライブ、ディスプレイが21.5型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶(1,920×1,080ドット、偏光板方式3D対応)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。3波対応デジタルテレビチューナー×2を搭載する。

VN770/FS、VN570/FS

VALUESTAR N VN770/FS、VN570/FS

「VN770/FS」は、このクラスでは初めて最上位モデルと同じ8MBのメモリを搭載したため、3D非対応であることを除けば「VN790/FS」と同等の仕様となった。価格は205,000円前後で、カラーはクランベリーレッド、ファインホワイト、ファインブラックの3色。

「VN570/FS」は、夏モデルでは用意されていなかったクラスの新製品。大型のディスプレイを搭載しながら他の仕様を控えめにすることで「VN770/FS」よりも価格を抑えている。店頭予想価格は175,000円前後。カラーはクランベリーレッド/ファインホワイト/ファインブラックの3色。外観は「VN770/FS」と同じ。

「VN570/FS」の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-2330M(2.20GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 3000(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 4GB(4GB×1)、ストレージが約1TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、ディスプレイが21.5型ワイドスーパーシャインビューLED IPS液晶(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。3波対応デジタルテレビチューナー×2を搭載する。

VN370/FS

VALUESTAR N VN370/FS

エントリーモデル「VN370/FS」のみ、ディスプレイは前モデルと同じ20型ワイドのスーパーシャインビューLED液晶となる。店頭予想価格は140,000円前後で、カラーはクランベリーレッド/ファインホワイト/ファインブラックの3色。

主な仕様は、CPUがCeleron B800(1.50GHz)、チップセットがMobile Intel HM65 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、メモリがPC3-10600 4GB(4GB×1)、ストレージが約1TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが20型ワイドスーパーシャインビューLED液晶(1,600×900ドット)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。テレビ機能は地上デジタルチューナー×2を搭載。