11月19日公開の映画『アントキノイノチ』が、第35回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品されることが1日、明らかになった。

(C)2011「アントキノイノチ」製作委員会

『アントキノイノチ』は、さだまさし原作の同名小説の映画化作品。過去のある事件から心を閉ざしてしまった男女・杏平(岡田将生)とゆき(榮倉奈々)が、「遺品整理業」という仕事を通して出会い、失われた命や遺されたモノに触れることで、生きる勇気を少しずつ取り戻してゆく姿を描く。監督は、『ヘヴンズ ストーリー』で、第61回ベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞の2冠を獲得した瀬々敬久。

瀬々敬久監督

モントリオール世界映画祭のセルジュ・ロジーク代表から、「心を失ってしまった2人が、死に接することによって生きることの幸せと儚さに気付く物語です。主演2人の演技は完璧の一言につきます」とのメッセージが届き、8月18日より開催される同映画祭に出品することになったことについて、岡田は「素直に「嬉しい」の一言につきます。嬉しいです!」と、榮倉も「海外の映画祭に出品されるなんて、夢を見ているようです。携わった皆の愛が吹き込まれたこの映画をよりたくさんの方に見てもらえる事、嬉しく思います」と喜びのコメントを寄せている。

モントリオール映画祭は、2008年に『おくり人』がグランプリを受賞した後、2009年に『ヴィヨンの妻』が監督賞(根岸吉太郎)、2010年に『悪人』が主演女優賞(深津絵里)と日本映画の受賞が続いており、同作も受賞への期待が高まっている。