東芝は22日、液晶テレビレグザの録画対応エントリーモデル「32BC3」を発表した。発売は9月上旬。価格はオープンで、市場価格は6万5,000円前後と予想される。

録画対応レグザのエントリーモデル「32BC3」。バックライトはCCFLで内蔵しているチューナーもシングルだが、その分低価格化

32BC3は、CCFLバックライトを採用したエントリークラスのレグザ。USB接続タイプの外付けHDDへの録画機能を搭載している。録画は、圧縮などを行わずに記録する方式。500GBのHDDを接続した場合、地上デジタル放送(最大17Mbps)では、最大で約62時間の録画が可能だ。また、単純な予約録画だけでなく、視聴中の番組を一時停止して時間差視聴を行う「ちょっとタイム」、ニュースを自動的に録画し(次のニュースが放送されると、自動的に上書きされる)好きなときに最新のニュースを見ることができる「今すぐニュース」などの機能も搭載されている。

チューナーは、地上/BS/110°CSデジタル×1で、アナログチューナーは内蔵されていない。また、シングルチューナーモデルであるため、番組を録画中は、その同じ放送波の番組は、録画中のものしか見ることができないが、他の放送波の番組はそれとは関係なく見ることができる(例えば、地上波の番組を録画中には、地上波は録画中の番組しか見ることができないが、BS/110°CSの番組は自由に見ることができる)。

映像エンジンは、16bitのバス幅を持つレグザエンジン。超解像処理「レゾリューションプラス4」を搭載するほか、視聴環境にあわせた明るさや画質に自動的に調節する「おまかせドンピシャ高画質2」、「質感リアライザー」「階調クリエーション」「シャープネスオプティマイザー」などが採用されている。

使用しているパネルはIPSタイプで(画素数1366×768)、パネルコントラスト比は1100:1。RE2シリーズなどに採用されているパネルよりも、パネル自体のコントラスト比は高い(26RE2のコントラスト比はの1000:1)。しかし、バックライトにCCFLを採用しているため、ダイナミックコントラスト比は、2万:1(LEDバックライトを搭載する26RE2では200万:1)となっている。

また、レグザAppコネクトに対応。iPhone/iPod touch/iPad/Android端末などを、レグザのリモコンとして利用するといったことが可能だ。

入力端子は、HDMI×2に、コンポジット×2。またLAN端子を装備しているが、これは双方向サービスなどに使用されるもので、webブラウザやオンデマンドサービスなどには非対応。本体サイズは786(W)×567(H)×224(D)mm。質量/消費電力などは、現時点では未定。