パナソニックは21日、光学24倍ズームレンズを搭載したフルハイビジョンAVCHD対応のデジタルカメラ「LUMIX(ルミックス) DMC-FZ48」を8月25日に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は4万3,000円前後。

「LUMIX DMC-FZ48」。カラーはブラックのみ

同製品は、35mm判換算で広角25mmから望遠600mmの光学24倍ズーム「LEICA DC VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)」レンズを搭載。EDレンズを3枚使用することで、高倍率ズームで起こりやすい色収差増大を抑えたほか、同社開発のコーティング技術「ナノサーフェスコーティング」を採用して、ゴーストやフレアを大幅に低減したとのこと。

光学ズームに加えて、輪郭部や細かい部分、変化の少ない部分などに応じた画像処理を行う「超解像技術」を用いた「iAズーム」機能も搭載。画質の劣化を抑えながら、最大32倍のズーム撮影が行える。そして、低周波域(ゆっくりとした)手ブレに対しての検知精度を向上した手ブレ補正機構「POWER O.I.S.」により、高倍率撮影時の手ぶれを軽減している。

有効画素数1,210万画素の1/ 2.33型ハイスピードCCDは、高速読み出しや集効率向上を実現しており、従来機種「DMC-FZ100」と比較して約1.5倍の感度向上を実現。また、エッジ部や平坦部を見分けて最適なノイズリダクション効果を施す「3DNR技術」を画像処理エンジン「新ヴィーナスエンジン」で働かせることで、ノイズを低減して解像感のある高画質が得られるという。

液晶モニタは46万ドットの3.0型、ファインダーは20.2万ドットの電子ビューファインダーを搭載

シャッターボタンやモードダイヤルの他、ステレオマイク、動画専用ボタン、FOCUSボタン等を上部に配置

動画撮影機能は、1920×1080のフルハイビジョン画質で長時間撮影を可能にする「AVCHD動画」が採用され、歩きながら撮影時のブレを軽減する「アクティブモード」も搭載されている。そのほか、独立した動画RECボタンの装備、音声にドルビーデジタル方式を採用、絞りやシャッタースピードを自由に設定できる「クリエイティブ動画機能」搭載、別売HDMIミニケーブルを使ってテレビなどへの出力と同社独自リンク機能「ビエラリンク」に対応する。

記録メディアは、約70MBの内蔵メモリーのほか、SD / SDHC / SDXCカードに対応。突起物を除いた本体サイズは120.3(W)mm×79.8(H)mm×91.9(D)mmで、バッテリーとメモリーカードを含めた重量は約498g。