米Appleは7月20日 (現地時間)、「Safari 5.1」「iTunes 10.4」「iWork Update 6 (v9.1)」の提供を開始した。

Safari 5.1は、OS X Lion用に開発されたSafariの新版だ。すべての新機能を利用するにはLionが必要だが、Mac OS X Snow Leopard/ LeopardユーザーやWindowsユーザーもv5.1にアップデートすることで数多くの新機能が得られる。システム条件はMacがMac OS X 10.5.8以上、WindowsはWindows 7/ Vista/ XP SP2となっている。

米国時間の20日正午時点で、Mac OS X Snow Leopardのソフトウエアアップデートを通じた提供は行われていないが、AppleのSafariのWebページからダウンロード入手することでSnow Leopard/Leopardユーザーもv5.1にアップデートできる。Snow Leopard/Leopardで利用できる新機能は、リーディングリスト、"プライバシー"パネル、自動入力のプライバシー機能の強化、再開、検索オプションなど。再開は、環境設定の「一般」パネルの「Safariの起動時」で「最後のセッションの全ウインドウ」を選択する。v5.1では大きなタスクを分割してスムーズに処理する新しいプロセスアーキテクチャが採用されており、安定性とレスポンスが向上している。なおLionではマルチタッチジェスチャーやフルスクリーンアプリケーション、サンドボックスなどの新機能を利用できる。

Safariをv5.1にアップデートするとSnow Leopardでも、"あとで読む"機能「リーディングリスト」の利用が可能

OS X LionでiTunes 10.4をフルスクリーン表示

iTunes 10.4とiWork Update 6はOS X Lionユーザー向けのアップデートだ。OS Xのソフトウエアアップデート機能を通じて配信されている。

iTunes 10.4は、OS X Lionにおいてフルスクリーンアプリケーションやマルチタッチジェスチャーをサポートする。Lionの64-bit Cocoaアプリケーションになるためパフォーマンスや安定性が向上するが、一部のiTunesプラグインが機能しなくなる可能性があるのでアップデートには注意が必要。iWork Update 6では、フルスクリーンアプリケーション、再開、自動保存、バージョンなどOS X Lionの機能サポートが追加される。