漫画『るろうに剣心』が実写映画化! - 緋村剣心役に佐藤健

人気漫画『るろうに剣心』が実写映画化され、俳優の佐藤健が主演を務めることが27日、明らかになった。

同作は、1994年から1999年まで漫画誌『週刊少年ジャンプ』に連載され、累計5,000万部を超えた人気コミック。幕末を舞台に、「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心(ひむら けんしん)が、全国を放浪中に宿敵たちと戦いながら、生き方を模索していくというストーリーだ。

主人公の緋村剣心を演じることになった佐藤健は「誰もが知っているキャラクターだからこそ、役を生きるだけでなく、"見せる"演技が問われていると思います。ディテールにもこだわって、スタッフさんと剣心像を作っていきたい」と気合十分。早速、殺陣の練習を始めたといい、「ハードルがものすごく高いことはわかっていますが、みなさんに認めていただけるような実写映画がこのチームならつくれるんじゃないかと思っています。今までこの作品製作に携わってきた全ての方々、そして原作のファンの方の想いを胸に、心して挑みます」と意気込んでいる。孤高の天才剣士をどう演じるか注目したい。

松橋真三プロデューサーは「剣心というキャラクターは、過去の業を引きずりながらも、愛くるしい笑顔が魅力で、週刊少年ジャンプの中でももっとも愛された作品のひとつで、女性読者も多かった。自らの宿命と対峙しながらも、決して暗くならず、まわりを安心させる笑顔ができる役者は、いま佐藤健しかいない」と起用理由を語っている。

監督は、元・NHKのディレクターで大河ドラマ『龍馬伝』、『ハゲタカ』などを演出した大友啓史。映画を手がけるのは、劇場版『ハゲタカ』に続き2作目となる。

映画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 』は今夏にクランクインし、2012年に公開される予定。