歌舞伎俳優の中村獅童が17日、主演舞台『淋しいのはお前だけじゃない』の公開リハーサルを行った。

主演舞台『淋しいのはお前だけじゃない』の公開リハーサルを行った中村獅童 拡大画像を見る

『淋しいのはお前だけじゃない』は、1982年にTBSで放送された同名ドラマの舞台化作品。借金取りでありながら、多額の借金を抱えてしまった沼田(中村)が、妻・よし江(長谷川)に支えられながら、借金返済のために取り立て相手の常子(草刈民代)とその息子・市太郎(平岡祐太)とともに大衆演劇の一座を結成するという人情ストーリー。市川森一によるオリジナル脚本は第1回向田邦子賞を受賞している。

この日は公開初日を控え、中村は「芝居の中でやることが多くて……裏が大変で。客席で芝居を見たいですよ」と苦笑いを浮かべたが、10年ぶりに女形を演じ「恥ずかしいですが、美しいですよ。お袋そっくりで(笑)。流し目もあります!」と自信を見せた。

現在、一般女性と交際中だが、報道陣からはタイトルにかけて「寂しくない?」と質問されると「寂しいですよ。でも、役者はどこか満たされない方がいいかなと思って」とサラリとかわしていた。

舞台『淋しいのはお前だけじゃない』は、6月17日~26日の期間で東京・赤坂ACTシアターにて公演。7月1日~3日は愛知・御園座、7月6日、7日は兵庫県立芸術文化センターでも公演される。