7月2日公開の映画『マイティ・ソー』に出演し、ハリウッドデビューを果たした浅野忠信の凱旋帰国記者会見が16日、都内で行われ、特別ゲストとして松たか子が出席した。

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本作は、神の世界で最強の戦士だったソー(クリス・ヘムズワース)の人間と神を救う姿を描いたアクション大作。浅野忠信の記念すべきハリウッドデビュー作で、全米のオープニング3日間では6,600万ドルと日本人が出演した作品としては歴代No.1の興行収益を記録した。

この日は、別の作品で現在イギリスで撮影中の浅野が一昨日に一時帰国して会見を開いた。主人公のソーを助ける戦士・ホーガンを演じた浅野は「この映画に出合えたことで大きなスタートを切れたと思いますし、非常に素晴らしい経験をさせていただきました。多くの方に見ていただけたら嬉しいです」とあいさつ。初のハリウッドは「衣装もメイクも準備期間も、とてつもない規模でしたよ」と驚いたようだが、「ケネス・ブラナーさんは俳優の気持ちを分かってくれる監督さん。余計な演出もないし、僕には的確な指示をくれましたね」と撮影エピソードを明かした。

会見の途中から『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』で共演した松たか子が特別ゲストとして登場。労をねぎらって花束を贈呈した。松は「私自身この映画を楽しみましたし、新たな一歩を踏み出されて素晴らしいことだと思っています」と賛辞を送ると、浅野は「松さんに来ていただいて嬉しいですね~」と満面に笑み。さらに「『ヴィヨンの妻~』での)あの酷い男(大谷)が、神の世界で戦士ですよ」と話して松や報道陣を笑わせていた。

映画『マイティ・ソー』(2D/3D同時公開)は、7月2日より丸の内ルーブルほかで全国公開。