マイコミジャーナルでも紹介した3.11 救援情報サイト「助けあいジャパン」。22日の開設以降、ボランティアを中心とした震災関連情報等が次々とアップされているが、こちらにも掲載されているのが、sinsai.infoだ。

sinsai.infoトップページ(22日時点)

日本地図上に丸印が点在し、その中に数字が記されている。この数字はレポートの数を示している。情報のカテゴリには、「インフラの状態」「日本語以外での提供」「安否確認・消息」「医療関連」「店舗・施設情報」などがあり、求める情報を探すことができる。また、情報などをレポートすることも可能だ。

情報は、投稿、Twitter、メールなどをもとに位置情報とあわせて集約されるが、その内容はデマや扇動などではないことが確認された上で公開されている。もちろん、情報の信頼性については、レポートを見て個々人が判断する必要がある。

「東北沖地震/みんなでつくる復興支援プラットホーム」とうたわれた同サイトを運営するのは、一般社団法人オープンストリートマップ・ファウンデーション・ジャパンを中心とした有志やボランティア。オープンストリートマップ(OSM)とは、自由な地図をつくることを目的に、2004年に英国でスタートし、2008年から日本の活動も本格化した。

「誰でも使用、共有できる地理空間データを提供する」ことを目的としており、チリ、ハイチ、ニュージーランドなどの地震災害でも、救援活動に大きな役割を果たした。今回の東日本大震災では、地震発生当日にサイトが開設されている。