東京都は29日、被災団体と共同で「東京版震災復興宝くじ」を発売すると発表した。発売時期は2011年夏を予定しており、被災団体や総務省との調整を行う。

震災復興宝くじは、阪神・淡路大震災や新潟県中越地震の時にも発売されており、今回も全国自治宝くじ事務協議会の中で発売する方向で検討している。

被災団体にとって、復興事業は各自治体の事情が異なるため、使途の自由度が高い宝くじの収益金は、財源としての活用の幅が大きい。また、東京都が事務負担を全面的に肩代りできるといったメリットがある。宝くじ購入者にとっては、宝くじという夢を買うことと併せて、被災地の復旧・復興の支援を行うことができる。

目標発売額は25億円程度で、数回に分けて行う予定。被災地への目標収益金額は10億円程度としている。