デザインだけではなく、PCとしての性能が高いのも本機の特徴だ。CPUに第2世代のCore i7-2630QM(2.0GHz/4コア)を搭載しており、ターボ・ブースト・テクノロジー2.0にも対応。高負荷時は最大2.90GHzまで処理速度がアップするため、動画編集なども快適に行うことができる。グラフィックスはチップセット統合型のIntel HD Graphics 3000だが、パフォーマンスは十分。3Dゲームであっても、カジュアルなものであればストレスを感じずに楽しむことが可能だ。

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは、プロセッサが7.4、メモリが5.9、グラフィックスが5.8、ゲーム用グラフィックスが6.1、プライマリ ハードディスクが5.9といずれも好成績。通常の使用でパフォーマンス不足を感じることはほとんどないはずだ。

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア。いずれも6前後の好成績だった。プロセッサのパフォーマンスの高さが目を引く

液晶ディスプレイはアスペクト比16:9の17.3型ワイドで、解像度はフルHDと同じ1,920×1,080ピクセル。ノートパソコンとしては画素ピッチが細かいほうだが、40~50cmほどの距離で見ている分にはメニューやダイアログの文字が細かすぎて困ることはまったくなかった。ただし、このあたりは個人差も大きいと思うので、気になる場合は量販店などの店頭で実物の商品を触ってチェックしてみてほしい。

光学ドライブはBDドライブを採用しており、BDタイトルを再生したりBD-Rなどのメディアにデータを保存したりできる。BDタイトルの再生は滑らかで、高ビットレートの作品も快適に鑑賞できた。またBD再生時の内蔵ファンの音は静かなほうで、内蔵スピーカーを使う場合でも、本体から発生する風切り音をあまり気にせず楽しめる。

液晶ディスプレイはアスペクト比16:9で、大型・高解像度。デジタル放送やBlu-rayのフルハイビジョンコンテンツも、本来の高精細な画質のまま楽しめる

本体右側面にはBDドライブを搭載。市販のBDタイトルもスムーズに再生できる。独自の高画質化技術で彩度とコントラストを高めているため、非常にメリハリのあるくっきりした映像を楽しめる