公開中の映画『塔の上のラプンツェル』の舞台挨拶が26日、東京・有楽町のTOHOシネマズ有楽座で行われ、主人公の日本語吹き替えを担当したタレントの中川翔子が出席した。

映画『塔の上のラプンツェル』の舞台挨拶を行った中川翔子 拡大画像を見る

世界興収で『トイ・ストーリー1、2』や『美女と野獣』などディズニー/ピクサーの大ヒット作品を超える5億5千万ドル突破を達成し、世界中で大ヒットを記録中の本作。12日に予定されていた初日舞台あいさつが、東日本大震災の影響で延期していた。改めて舞台に登壇した中川は「勇気を出して一歩を踏み出そう」と被災者に向けてエールを。「今日はこんな大変な状況の中、劇場まで足を運んでいただきまして本当にありがとうございます。無事こうして皆様とお会いすることができて嬉しい。夢のようですね」と涙を流した。震災については「思ったよりもずっと早く日本が前に向かっているんだなってことを感じます。今こそ心に光を持って、自然に心から笑顔になれるようにスイッチを『ラプンツェル』が入れてくれると思います」と話した。

また、本作で挑んだアフレコについて「どうしたら『ラプンツェル』になれるのか悩んだりもしましたが、役が引っ張ってくれました。人として忘れかけていた人として忘れていた感情を教えてくれた作品です」と満足そうだった。

ディズニー長編アニメ第50作目となる映画『塔の上のラプンツェル』は、グリム童話から誕生した新しい物語。18年間、塔の中で暮らしてきたヒロインのラプンツェルが、魔法の髪に導かれて未知なる世界への旅に出るというファンタジー。