被災地の復興に向けた義援金の募集が活発となる中、金融庁は、義援金などを装った詐欺に注意するよう呼びかけている。

金融庁は、詐欺の具体的な事例として、(1)有名なボランティア団体を名乗り、電話やFAX等を用い、当該団体の募金口座と異なる口座に義援金を振り込ませようとする、(2)公的機関と紛らわしい名称をかたって電話をかけ、「災害支援」をうたい文句に義援金を募集し振り込ませようとする、などの例を挙げている。

金融庁では、被害に遭わないための方策として、義援金を振り込む前に、振込先がテレビ・新聞などで公表している口座番号・名義情報と同一であるかを確認するなど、真正な団体による募金なのか、また信用できる団体なのか十分に確認するよう呼びかけている。

また、少しでも不審に思ったら、警察(全国共通の短縮ダイヤル「#9110」、最寄りの警察本部・警察署)や金融庁金融サービス利用者相談室(0570-016811(IP電話、PHSからは03-5251-6811))などに情報提供・相談を行ってほしいとしている。